田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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皆様の声 VOICE

愛媛県新居浜市、26歳、石川さんからメールをいただきました。

返答を何度も見返したが、やはりあなたは何もわかっていない。

軽自動車が「優遇されている」という意見は間違いだ。
正しくは、「大衆車に掛かる税金が高すぎる」のである。

・過去ログを見る限り、「本来、大衆車とはB及びCセグメントに属する車種である」と言う認識に相違はなさそうに思える。
・できることなら、趣味で遠征が多くなるので自分だってCセグメント車に乗りたい。実際、購入検討車種の中にはファミリア、ミラージュ/ランサー、カリーナ/コロナ、ブルーバード、サニー、カローラ系、シルビア、セリカ、レガシィ、それから身内のお下がりのマークⅡなどもあった。板金屋や解体屋のコネもあるので車体「だけ」なら数万円で手に入れることも可能ではあった。
・だが、「毎年」3.5~4万円、マークⅡに至っては5万円以上も税金を取られては維持できないと判断し、断念。ミニカ(4ナンバー)の購入に至る。
・実際、軽商用(4000円)だからこそ税金を払えた、と言うのが非正規雇用である私のお財布事情である。

そもそも、日本や欧州で大衆車のボリュームゾーンとなっているCセグメント車から4万円も税金を取ること自体が間違っているのである。
勿論、その4万円が1回こっきりで終わるなら車両本体価格によってはその一部と割り切れただろう。しかし、それが毎年のこととなってくると、無視できる金額ではなくなってくる。

例えば、液晶テレビ。
家電量販店でボリュームゾーンとされているのは32型から46型だろう。
もし、その32型テレビを持っているだけで一台につき毎年4万円も税金を払えと言われたらどうだろう。

それが、日本の自動車税の現実なのである。

毎日スーパーのチラシを血眼になって見ているような人々が、軽に乗っている。そうでもしないと生活が成り立たないのである。4万円は我々にとって、大金だ。
そんな人々から軽を取り上げるというのは、まさに生活に対するテロである。
正直、私など軽乗用と軽商用の間にある4000円の差額すら惜しいくらいだ。

この際だから言うと私が民主党を支持できない最大の理由も、軽の増税である。

だから、本当に軽をなくしたいというのであればその前にB/Cセグメント車の税金を軽と同額にしなければならない。実際、欧米ではCセグメント車両の保有に掛かる税金は日本の軽乗用車と同レベルである。
事故のリスクと言うが、事故という「いつ起こるか、そもそも起こるかどうかすらわからない危機」よりも、毎年の自動車税という「確実に起こる危機」の方に意識が向くのは当然である。
庶民に乗って欲しいのであれば、庶民が乗れるよう値下げしなければならないのがわかっていない。
それを無視しての軽廃止論は、庶民に対する搾取に他ならないのである。

2013年06月27日