田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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皆様の声 VOICE

愛媛県新居浜市、26歳、石川さんからメールをいただきました。

人命が大事だとは言うが、軽がなくなったらどうなるかと言うことを考えて欲しい。実際のところ現状で税金が3万円も上がるわけだから・・・金銭的問題と免許制度から原付バイクに流れることも十分考えられる。かつてガソリンが高騰した頃、維持費を抑えようとバイクに乗り換えようとした動きがニュースで報じられた実例もある。

仮にそうなったとしたら、庶民が軽とは比べものにならないくらいの危険にさらされることとなる。
特に幹線道路を走る場合(例えば北四国内の移動は国道11号に頼ることも多いが、交通量が多いのに多くの区間が片側2車線で原付や歩行者の安全を確保できるスペースもない。)、ライダーはもちろん危険だが、周りのドライバーにとっても邪魔な上に怖すぎる。
(原付バイクは基本的に30km/hでの走行が前提のため流れに併せるべくスピードを上げていくと不安定だし、そもそも違法だ。)
これなら100km/h巡航が設計想定のうちに入り、一定の安全基準の元設計されたボディに守られ、それにシートベルトで身体を拘束される軽の方がよっぽど安全だ。

あと、軽が危険だと言うが、サイズも排気量も5ナンバーに収まらない、しかもSUVのCX-5と比べる方がどうかしている。軽と比べるならBセグメントまでであり、両者の間で点数にほとんど差はない。スズキ・ソリオ及びスプラッシュに至ってはワゴンRよりも低い点数である。もちろん1年という年式のズレはあるが、モデルチェンジまでのスパンを考えれば些末な問題だ。よって、「軽は危険」というその意見こそ増税のための詭弁である。

最初は「人命尊重を優先して、自動車税を改正する必要性を認める」の「増税した上で1500cc・1.7m×4mを軽とする」と言うオプションで税額(増税幅ではない)が1万円とか1.5万円とかだったら受け入れてもいいかと思ったが、主張内容とこの結果を見る限り到底受け入れられるものではないと言える。

私の地元の現状(一家に成人の人数分クルマがあるのが当たり前で、下手をすればさらにそこに仕事用の軽トラもプラスされることだって珍しくない)からすると(地方では軽の税金が5000円でも上げられてしまったら1世帯で万単位の増税になってしまうので)本来なら軽四の増税は事故時のリスクを取ってでも断固として阻止しなければならないのだ。そしてそれすらも違うとなれば阻止しない理由はない。

あなたは東京の人間だからクルマに乗っていないかも知れない。乗っていたとしても、毎年の自動車税を苦に思わない身分なのだろう。だが、地方は違う。もしあなたが愛媛でそんなことを表立って言ったら、落選間違いナシだ。何せ四国はクルマがなければどこにも行けない。セカンドカーの需要がとにかく多いので、軽は欠かせない存在だ。実際、愛媛で一番数を売っているディーラーはダイハツだ。

よって、私はあなたの反論を聞いてもなお、これまで通り軽の必要性と存続を強く主張する。

あと、話はそれるが大型高級車(ベンツSクラスとかレクサスLSとか)の税金をもっと高くして欲しい。何せ買う人間はそれなりに金を持っている上に経費と称して購入するケースも多い。これこそ合法的脱税だ。庶民より支払い能力のある者からもっと取るべきである。

2013年07月10日