田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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皆様の声 VOICE

愛媛県新居浜市、25歳、男性、石川さんからメールをいただきました。

貴ブログの2010年11月5日付け「軽自動車優遇税制は、即刻廃止せよ。」に言いようの憤りと怒りを感じたのでここにメッセージを送らせて頂きます。

確かに軽が普通車と遜色のない性能を得てきたのは事実ですが、軽自動車の存在意義が無いというのは乱暴すぎます。
なぜなら、環境や税制の問題を考えても
「低所得者に十分なモビリティを提供する」
と言う重要な意義があるからです。

もしも軽自動車を脱税だと言って潰そうとするのであれば、それは大人一人にクルマ一台が当たり前の地方における軽自動車の重要性を全く理解していないといえます。
ゆえに「勿論あなたも含めて」このようなことを言う連中は政治家やめろ!!!!と言うのが私の本音です。

だいたい、軽の性能が今のようになったのはスズキやダイハツをはじめとする軽メーカーの企業努力のたまものであるのに、軽規格の廃止はそれを無にする行為とは言えなくないでしょうか?

軽ユーザーが好んで軽に乗ってるとはいえない、と言う主張は一見正しいことのように見えますが、その本質をわかっていません。

単刀直入に言えば、「カネがないから軽にしか乗れない」のです。
そのような人々から生活の救世主である軽を取り上げたら、暮らしがどうなってしまうか考えたことはありますか?

あなたはもしかしたら、高級車を新車で乗り回せるおぼっちゃまなのかも知れません。
もしそうであれば、10年落ちの軽バンがやっとという人の気持ちがわからないのでしょう。

もしも軽自動車が無くなったら、今軽に乗っている人はどうなるでしょう。
その大半は経済的問題から普通車に乗れるわけもなく、クルマに乗ることを諦めざるを得なくなります。
と言うことは、買い物難民・医療難民一直線です。
地方であればクルマがなければ買い物が困難な地域も珍しくありません。
勿論このような地方では公共交通網など存在しないのは言うまでもありません。
軽のシェアが地方で高い。この事実を見れば、どれだけ地方の人にとって軽がライフラインであるかがおわかり頂けるはずです。

もし格差を縮めたいとかガラパゴス化を解消したいとか言うのであれば、軽ユーザーへの負担増を求めるのではなく逆に・・・わかりやすく言うならヴィッツやスイフトなどのいわゆるコンパクトカーを軽自動車にしてカローラクラスを第二種軽自動車・・・そしてその税収減の部分を高級車ユーザーから贅沢税的に徴収するべきです。
そうしないとクルマの保有台数の低下、ひいては買い物難民の増大は避けられないでしょう。そうなったときに、あなたはその責任をとれるのですか?

最後に断言します。軽自動車の税金が安すぎるのではなく、普通車の税金が高すぎるのです。
それこそクラウンやレクサスといった高級車、マークXやカムリのようなアッパーミドルならまだしも、ヴィッツやカローラといった、それこそ軽並みに気軽に乗れるべきクラスの車種までもが贅沢品になってしまうのですから・・・。

2012年04月17日