江戸川区西小岩、48歳、男性からメールをいただきました。
突然このようなメールを差し上げまして誠に恐縮でございます。
私共は、江戸川区の小岩地区の住民ですが、本日は、田中先生に折入ってお話ししたい事があります。
それは、JR総武線 「小岩駅」 の駅構内で黙認され続けている犯罪行為の件です。
実は、もう10年近くになります。
小岩駅構内の改札口近辺では、毎日夕方から夜に掛けて、風俗店のスカウトマン(キャバクラ嬢の勧誘員)が若い女性をキャバクラで働かせるための勧誘(スカウト行為)を常に数人で行っています。
このスカウト達を俗に「カラス族」などと言いますが、この行為は東京都迷惑行為防止条例により、拘留もあり得る犯罪行為です。また、鉄道営業法15条にも違反する行為なのです。
池袋駅や新宿駅では逮捕者が出ているのですが、なぜか、小岩駅だけは有効な対応をせず、ほとんど黙認状態です。
駅員がスカウトやキャバクラ店と何か関係があるのかは分からないですが、何度苦情を出しても、その時だけ、駅員が歩きながら構内を漠然と監視するようなことはあります。しかし、翌日はもう何もしないので、また元どおり改札口前はスカウト連中の溜まり場になります。
こんなことが10年近く続いており、子供を通学・通勤させる親にとっては気が気ではありません。
スカウト達は駅構内でしょっちゅうタバコを吸っていますが、これも黙認状態です(駅構内はもちろん禁煙です)。
私達は、あまりにもずさんな小岩駅の安全意識、防犯意識にあきれています。
実は、一度、国土交通省を通して、小岩駅を管轄するJR東日本「千葉支社」へ注意指導をして頂いたのですが、それさえも軽視している様子で、まったく駅構内の状況は変わらず、今夜もスカウト行為が繰り返されています。
重大なのは、JR東日本も小岩駅も”駅構内でスカウト行為が横行していることを知っている”ことです。
本年7月1日から、東京都迷惑防止条例(公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例)の改正により、公衆の場にスカウトであると分かるように待ち受けることも摘発対象となりました。
JR東日本からの最新の回答では、この条例改正にあたって警察と連携をとるようなことを言っていたのですが、現状まったく変化はなく、駅員の監視もありません。
もし、区議会でこの件を取り上げてい頂き、区民生活の安全のため、JR東日本や小岩駅、小岩警察へ区議会から安全管理徹底の要請をご検討して頂けるのであれば、ここ数年間のJR東日本とやりとりした文書を全部ご提供致します。
文書とは、私達が撮影したスカウト達の写真や動画、そしてJR東日本への苦情文書とJR東日本からの回答です。
何通もあります(数年間の蓄積です)。JR東日本からの回答は毎回ほとんど同じ内容なのでJR東日本の防犯意識の低さに愕然とされる筈です。
それらを全部ご提供します。
また、できれば一度、目立たないように小岩駅の改札口近辺を視察してみてください。夕方6時くらいから深夜11時くらいまで、ちょって眺めていればスカウトだと分かる様相の男達が確認できます。同じスカウトが毎晩のように改札口近くに居ますから分かり易いと思います。ただし、スカウト行為はじっくりと観察してください。連中も警戒しながら行動していますので。
私達は一日でも早く小岩駅を、子供たちが安全に通行できる駅に戻したいと願っています。
是非一度、防犯意識の希薄な小岩駅の管理体制を議論してください。
ご質問には何でもお答えします。
参考までに、本年4月にJR東日本の役員10名に送った苦情書をPDFで添付致します。
苦情書はこれ以前にも何通か送っています。
それにも関らず、小岩駅のスカウト行為は今も全く無くならないのです。
2012年07月31日