田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

江戸川区の自民党独裁政治の一端がわかる事象 その2

新年度、つまり平成25年度になって、人事が一新される。
議会における委員長、副委員長ポストも、この時期に大筋が決まる。


ここでも江戸川区の自民党が独裁ぶりを発揮している。
自民党の独裁ぶりに正当性があるのか、ないのか、区民に問う。


委員長、副委員長ポストの割り振りについての考え方を考察する。


基本的な計算式として、以下のような計算を提案する。


自民党(15人)
公明党(13人)
民主・みんな・維新《以下、民み維と称する》(7人)
共産党(4人)
自民党日本(1人)
えどがわ区民ひろば(1人)
生活者ネットワーク(1人)


委員長・副委員長ポストは、これら各会派の構成議員数に従って割り振られる。


5月9日(木)現在の議員数は、42人。
その内、委員長・副委員長ポストが割り振られる対象は、交渉会派に限られるので、一人会派の議員数は除かれ、交渉会派に所属している議員は39人。


ポストは、常任委員会5。特別委員会4。
それぞれに委員長、副委員長が存在するので、全部で18。
ただし、委員長と副委員長を同列には扱えないので、便宜的に委員長ポストは2。副委員長ポストは1としてカウントする。
そうなると、委員長のポイントが全体で、18。
副委員長のポイントが全体で、9。
あわせて、委員長・副委員長のポイントが27。
このような計算になる。


さて、それではこの27ポイントを、各会派の人数に従って、割り振るとどうなるのか。
それぞれの計算式を列挙する。



自民党:15÷39×27=10.38
公明党:13÷39×27=9.00
民み維:7÷39×27=4.84
共産党:4÷39×27=2.76


各会派の1の位をたすと、25。
あまりは2だから、小数第1の位が高いのは、
民み維と共産党になる。


自民党  10ポイント
公明党  9ポイント
民み維  5ポイント
共産党  3ポイント


委員長・副委員長のポストを任意で振り分けると、


自民党 委員長3/副委員長5
公明党 委員長3/副委員長3
民み維 委員長2/副委員長1
共産党 委員長1/副委員長1


このように割り振ることができる。


それにも関わらず、今現在、自民党から提案されている民み維へのポストは、副委員長2だけである。


これはあまりにも不公平だ。


おかしすぎる。


ちなみに、委員長の月額歳費は、一般議員と比べて、4万円アップ。副委員長の月額歳費は、同2万円アップである。


委員長手当て、副委員長手当ての是非については、別の場所で議論するにしても、今の自民党の仕切りは、ルール無視の、独善的、強欲的割り振りである。


区議会自民党は、自分たちの権益確保ばかりを主張するのではなく、議会のルールに基づいて、調和あるポスト配分を主導しなければ、議会第一党としての責任を果たせないのでは無かろうか。


数は力とばかりに、自分たちの議席以上のポストを確保しようとするゴリ押し主義の自民党には猛省を促したい。


2013年05月09日