都議選が終わった感想
候補者の皆さん、また関係者の皆さんお疲れ様でした。
まずは激しい選挙戦を最後まで戦われたことに敬意を表します。
さて、選挙結果を確認する。
政党名、当選者数、議会全体における議席の割合の順で書き記す。
自民 59 46.5%
公明 23 18.1%
共産 17 13.4%
民主 15 11.8%
みんな 7 5.5%
維新 2 1.6%
その他 4 3.1%
この様な結果である。
この選挙結果を見てつくづく思うのだが、
対立しない第1党と第2党の存在は、
有権者にとって何の意味を持つのだろうかと不思議に思う。
ちなみに以下が、現在の江戸川区議会における会派の構成である。
(欠員は無視して、割合は算出する)
自民 15 35.7%
公明 13 31.0%
民み維 7 16.7%
共産 4 9.5%
その他 3 7.1%
欠 2 ?
自民+公明の議席割合が、都議会64.6%、区議会66.7%。
民主+みんな+維新の割合が、都議会18.9%、区議会16.7%。
議会構成の数字が似ていると言うことは、
これからの都議会は、極めて江戸川区議会的な現象が、
起こるのだろうなと、容易に想像できる。
日頃私は、江戸川区議会における
大会派主導の議会運営をして、
「暗黒議会」と批判しているわけだが、
この暗黒議会っぷりは、東京都議会にも、
きっと引き継がれていくのだろう。
第1党と第2党が対立せず、それ以下の政党と、
圧倒的な議席数の差があって、
議会全体が大政翼賛会的な運営をされる時、
それは権力が集中するということで、
東京都民にとっては、とても不幸な現象ではなかろうかと、
今から心配してしまうのは、私だけだろうか。
議会には健全な野党、
つまり第1党に対する敵対勢力の存在が欠かせない。
対立関係に無い権力は暴走して、有権者を苦しめかねない。
私には、この様な政治信条がある。
これからの都議会のあり方について、
その運営の推移を静かに見守りたい。
2013年06月24日