安易な多数決主義は、議論を排す。
大阪まで行って、陪審員制度を復活させる会に参加した。
そこで、今年から導入される裁判員制度と陪審員制度の違いを学んだ。
色々な違いはあれど、裁判員制度は多数決で決めるのに対して、陪審員制度は全員一致で決めるという。
それは単に決め方の問題にとどまらず、根本的なところが違うという。
何が違うかと言えば、全員一致で決めるという過程では、徹底的な議論がなされると言うことである。
それに比べ、多数決は議論をせずに、または形式的な議論を適当にして、すぐに結論を求めようとする。
そこに本質的な議論はない。
過程を省いた効率主義が、議論をなおざりにさせ、安易な結論を求めてしまう。
それによって、とても大事なことが失われてしまうことも知らずに。
安易な多数決主義に支配されている江戸川区議会は、議論らしい議論をしていない議会である。
いや、その議論の場から、一人会派を一貫として排除して発言の機会さえ与えないのだから、言論の府も地に落ちている。それが我が江戸川区議会の実態なのだ。
何にせよ、日本一最低な地方議会であることに変わりはない。
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2009年03月08日