田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

小学校の卒業式に出席して思ったこと。

区内、第三松江小学校の卒業式に出席した。
この学校では、卒業証書を一人一人渡すとき、名前を呼ばれた児童が、
壇上から客席に向かって何か一言を話して、校長の前まで歩き出し
卒業証書をもらうことが慣例となっている。



その口上を分類すると大別して3パターンに分けることができる。
例を挙げて説明する。



「中学に行ったら、野球部に入ってプロ野球選手になりたいです」
これを未来型とする。全体の5割。



「ウンタースクールでスキーをしたのが、一番の思い出です」
これを過去型とする。全体の2割。



「小学校では、たくさん友達と遊びました。中学校でもたくさんの友達を作りたいです」
これを混合型とする。全体の3割。



 もちろん、割合は、正確ではなく、私の印象として、そんな割合だったかというものだ。



 様々な口上を聞きながら、彼らにとって、これは
人生最初の「公約」なのではないだろうかと思った。



 政治家も、大衆を前にして演説するとき、
自分がどのような世の中を作りたいかという
「未来型」とどのようなことをしてきたのかという「過去型」、
そして、両方を説明する「混合型」とあるだろうと思った。



 そして、その「未来型」の話においては、
そう遠くはない未来について語ることが重要であると。



 小学生にとっての未来とは、「老後を楽しく過ごしたい」とか、
「死んだら、天国に行きたい」とか、
「遺産は、家族に残してあげたい」などと言うものではない。
 中学校に行ったら、何をしたいかということと、
どんな仕事に就きたいかということだった。



 政治家の公約も、同様なのではないだろうかと。
 5年先、10年先ぐらいを想定した未来像を語るのは適当だろうが、
50年、100年先の話などは、それだ重要なことであっても、
なかなか多くの人たちに理解されるのは、難しかろう。
 ましてや、千年先、万年先の話をすれば、
きっと奇人扱いされるに違いない。



 この前、地方議員による禁煙議員連盟の結成総会にて、
来賓として演説された松沢成文神奈川県知事は、
公約について、次のようなことを語っていた。
「政治とは、選挙で話した公約を、どれだけ誠実に行ったかが問われる。
今回の禁煙条例制定にあたっては、総論賛成、各論反対によって、結果つぶされないように、徹底してプロセスにこだわった。
 まず選挙で、禁煙条例を作ると宣言した。次にその私が当選した。
それから各種団体の方々にお集まりいただき、タウンミーティングを行った。
審議を尽くして、尽くして、今に至っている」
 この様な話だった。



 私は、14年前の初めて区議会議員選挙に立候補した時点から
高速道路の無料化を訴えていた。
 その後、民主党の多くの議員も、高速道路の無料化を訴えはじめた。
それは民主党の政策となって、民主党は、政権交代一歩手前まできた。



 そこで、自民党は、高速道路料金の一律1000円化を打ち出した。
ただし、この政策は、選挙公約ではない。
対民主党対策とも言うべき政策である。
つまり場当たり的なのだ。



 もちろん現状よりも、高速道路料金の一律1000円化を私は支持する。
 しかし、その実情は、政権交代によって、高速道路が無料化される前の、駆け込みによるETCの「バナナのたたき売り」状態に他ならない。
 ETC利権など、高速道路に群がる人々の思惑が、最悪を避けるために行った妥協案が、高速道路の料金の一律1000円化であることを忘れてはいけない。
 闇の部分が多すぎる中での決定である。



 今回の高速道路料金の一律1000円化は、自民党の政策でも実績でも何でも無い。
民主党の政策があればこその現象であると、私は民主党を高く評価する。



 14年前、まるで政治における小学生のごとく「高速道路を無料化する」と言って、
奇人扱いされた私ではあるが、口に出して発言した未来像に、
少しでも現実が近づいていることを素直に喜んでいる。



 心ある支持者は、小学生のようだった(立候補して間もない政治家だった)私の政策を今でも覚えていて、時々評価の言葉を投げかけてくれる。
 奇人扱いもせず、おつきあいいただいた、そのことに私は感謝したい。

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2009年03月24日