田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

一人会派を公然と差別する江戸川区議会に異議あり

 本日の本会議最終日にあって、江戸川区議会が、どれだけ一人会派、少数会派を差別扱いしているかを訴えた二人の議員の発言を掲載します。




 まずは、共産党の瀬端勇議員の発言。
「はじめに、予算特別委員会冒頭で不許可になった院外議員の発言について一言申し上げます。この背景には一人会派の議員が4年間の任期中、予算・決算特別委員会に一度も参加できないという問題があり、言論の自由の原則を持つ議会として、委員会の定数増をはじめ一人会派の参加のルールを、早急に図ることが必要と考えます。」




 次に、プロジェクト江戸川の上田令子議員の発言。
「東京23区の区議会議員の議席数は913。在職数904人の議員がいます。このほぼ全員が、選挙で選ばれた区民の代表としての責務を果たし、任期中に予算特別委員会、決算特別委員会に出席し審査に関わっています。しかし、904人のうちたった二人の議員だけが、任期中にどちらの特別委員会にも出られないという大変異質な議会があります。この議員はいずれも、同じ自治体に属しています。それは、この江戸川区議会であり、2/904とは、田中けん議員と私上田令子です。人口規模からすると23区で4位の大都市でありながら、企業に例えれば、経営の根幹を揺るがす重要な取締役会議に取締役を出席させないという社会通念上理解に窮する状態にあります。大切な税金の無駄遣いを監視するために、区民から少なからぬ報酬をいただいて我々議員が存在します。そして予算のチェックこそが議員のもっとも重要な責務であります。その重要な責務を果たせないことに対し、私は区民に対して申し訳ない思いでいっぱいであります。そのような、異常な条件下において、区民の代表としの任務を果たし、議員固有の発言権を行使すべく活路を見出し、予算特別委員会の委員外議員発言の通告をしましたが、信じがたいことに却下されました。せめて公式に資料請求をと試みても資料の請求権すらありません。」




 私以外の同僚区議も、江戸川区議会の一人会派に対する差別的待遇の改善を訴えています。
 どんなにおかしな決定であっても、それが多数決によって決められてしまったことであり、覆せないことだとするならば、議会人が、弱者に対して何かをしようと提案すること自体、おこがましいことではないでしょうか。




 一人会派の扱いに関しては、重ねて、江戸川区議会の大会派である、自民党・公明党に猛省と再考を求めるものであります。

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2009年03月25日