主体的な議会活動を保証する議会こそ、望ましい。
議会の中には、大きく分けて、常任委員会と特別委員会があります。
江戸川区議会における常任委員会とは、総務・生活振興環境・福祉健康・文教・建設のように、5つの委員会があります。
同様に、特別委員会は、行財政改革・街づくり防災対策・熟年者支援・子育て教育力向上のように、4つの委員会があります。
委員会は会派単位で振り分けられるため、自分が大会派に属していれば、希望する委員会に所属することもできましょうが、一人会派などは、自分の興味関心分野とは関係なく、委員会が割り振られます。
それに委員長・副委員長には、それぞれ4万円・2万円という手当が月額に上乗せされるため、まずはポストを取ることが、各会派の関心事となります。
私はこの様な委員会構成に対して、昔から違和感を持っていました。
なぜかと言えば、自分の興味関心、主体性とは関係なく、委員会に所属することで、誰もが仕事をしているように取り繕えるからです。
確かに、自分の興味関心の有無に関わらず、区政に対して、浅くても全般的な知識は必要かも知れません。
だから、全否定することはないのですが、そのように決まってしまう委員会などは、たとえれば大学時代の語学の授業みたいなものです。
そこに出席さえしていれば、あとは何とかなってしまうのが、今の委員会制度です。
主体的に関わると、議員個人のモチベーションが違います。
よって、私は既存の委員会活動という枠外での議員活動に注目しています。
同じ志を持った人たちが集まって何かをする議員連盟については、前々から興味関心がありました。
江戸川区議会では、1期・3期・4期と主体的に議員連盟を構成し、関わってきました。
もちろん、その裏では、私のような若輩者の発想を支持・応援してくれた
ベテラン、中堅、若手議員の存在もありました。
1期:情報促進議員連盟
3期:情報推進議員連盟
4期:有志勉強会
各期によって、名称こそ違いますが、それぞれ主体的に関わることを望む議員によって構成される議員連盟です。
しかし、これはあくまでも私的な議員の集まりであって、公的な常任委員会、特別委員会とは違ってきます。
それでも主体的に動けばこそ、行われる勉強会ですから様々な制約も少なく、動きやすく為になる活動が多くあります。
もし、可能ならば、様々なテーマごとに、議連を作って、主体的に調査・研究し、議会に対して、何らかの提言書をあげられるぐらいの活動ができるようなプロジェクトチームが、超党派で作られると良いと思います。
選挙活動ではなく、議会活動において、議員のやる気を引き出すようなシステムの模索、それをこれからも追求していきます。
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2009年04月01日