過剰捜査の疑いあり
草なぎ剛氏が4/23、東京都港区赤坂の公園で全裸になったとして、公然わいせつの疑いで警視庁赤坂署に現行犯逮捕された件に関して。
その後、ネットニュースによると、以下のように書かれています。(スポニチNEWSより引用)
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大きな繁華街を抱え、数々の酔っぱらいを相手にしてきた赤坂署も仰天した草なぎ容疑者の“奇行”。薬物検査を実施して反応が出なかった一方、午後4時15分には観光名所でもある東京ミッドタウン内の高級マンションの家宅捜索に踏み切った。捜査員数人が捜索に入ると約70人の報道陣が集まり、ヤジ馬を含めて一時騒然となった。押収品はなく捜索は約30分で終了。同署は家宅捜索について「あくまで動機や背景を探るための一般的な理由。全裸癖などの嗜好(しこう)性があるか物証を探しただけ」と説明している。
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逮捕もさることながら、はたして家宅捜索までする必要があったのでしょうか。結局、押収物はなかったとのことですが、そんな簡単に家宅捜索が許されていいのでしょうか。
私は警察の過剰捜査だと思います。
逮捕された人間や容疑をかけられた人間に対しては、何をやっても構わないという風潮が非常に怖いです。
家宅捜索して、別の証拠が見つかれば、それをネタに再逮捕するぐらいのつもりで家宅捜索したのでしょうか。
結局、何も出てこなかったし、何も押収しなかったわけでしょう。
「芸能人だし、ちょっとあいつの家、見に行こうか」
ぐらいの気持ちで警察官は家宅捜索したのではないでしょうか。
現行犯は別にしても、裁判所は、逮捕請求に対して、ほぼ100%それを認めているし、誰かがどこかで、暴走気味の警察に対してブレーキ役にならなければいけない時期に来ていると思います。
今回の事件にしても、悪質性はとても低いものでしょう。
今回は初犯と言うこともあり、逮捕と言うよりは「保護」という名目で、留置場に一泊二日程度お泊まりいただき、無事に帰してあげるぐらいの対応で良かったと思います。
世は厳罰主義を許容しすぎです。いついかなる時、自分自身が逮捕される側になるのか、そして家宅捜索を受ける側になるのか、もう少し想像して、被疑者の人権について真剣に考える時期が来ていると思います。
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2009年04月24日