80歳の彼女
議会の大先輩と一緒に座敷で食事をしていたときのこと。
配膳をしていた若い女性従業員との会話。
先輩「ここは食事はおいしいし、雰囲気はいいし、とても良い場所だね。今度80の彼女を連れて、また来るからね」
けん「先生(先輩のこと)、そのような言い方をすると、まるで70の彼女も、60の彼女もいるように聞こえるじゃないですか」
女性「お客様は、不特定多数の彼女さんがいらっしゃるのですね」
けん「そうでしょ。そのように聞こえるでしょ」
女性「今度は是非、彼女さんをお連れになって、またいらっしゃってくださいね」
けん「ほら、先生、相手に勘違いさせるような言い方は良くないですよ。まるで何人も彼女がいるような見栄を張って・・・・・」
先輩「はははははははは。本当に彼女も誘ってあげれば良かった。本当にここはいいところだね」
女性「ありがとうございます」
落ち着いた良い雰囲気の場所で、おいしい食事ができて、馬鹿話ができるランチに最低必要な時間は90分です。
スペインに行って、少しかぶれてきたせいか、昼休みを2時間取れるような生活に豊かさを感じます。あくせく働くだけでなく、昼休みが2時間ある職場環境も、働く側からすれば、悪くありません。「働くことは善だ」と思う文化と「働くことは悪だ」と考える文化とでは、こうも生活の質が違ってくるのかと、ビックリします。
日本人は、もう少しだけ「欲望」に対して忠実であっても良いかと思います。
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2009年05月11日