これからの集会主催者へのアドバイス
これまで何度もイベントを運営してきた方には不要のアドバイスです。
私は色々な集会に参加します。
その時、色々な扱いを受けます。
いわゆる市民運動系の集会ですと、
議員は特別議員扱いされません。
一般人とほぼ同じ扱いです。
私の場合、特別それが不満というわけでもないです。
しかしこれが保守系の集会だと違います。
または保守系でなくとも、盛大に行う集会だと、
議員扱いされるのです。
議員扱いするとはどういうことか。
① 議員として紹介する
② 議員として壇上に上げる
③ 議員としてあいさつさせる
少なくともこの3つの内のどれかの対応をされます。
つまり保守系の議員さんにとっては、
集会に参加した場合、
「議員扱いされる」
ということが常識なのです。
別に必ずしも議員一人に対して、
5分や10分もあいさつさせると言うことでは無いです。
何ら紹介もせずに、議員を帰すなど、
保守系の集会では、まずあり得ません。
これは非常識な集会だと思われます。
市民運動系の集会とは、
運動の理念や目的が優先してしまい、
ついつい参加された議員さんたちを、
「議員扱い」
せずに集会を終わらせてしまうことが多々あります。
これに対して、それが当たり前だと思っている
市民運動系の議員さんたちは別に不満を口にはしません。
しかし、この様な集会に保守系の議員さんたちが出席した場合、
「議員扱い」
されずに集会が終わってしまえば、
どう思うでしょうか。
きっと「二度とこの様な集会など来るか」
という話になるのではないかと思います。
つまり、議員が集会に来ているのに、
何ら紹介もしないで帰らせてしまうことは、
その議員さんにとって、
非常に失礼な対応だと思って欲しいのです。
少なくとも当の本人はそう感じているのです。
ですから集会慣れしていない人が主催者になって失敗するのが、
このような議員の扱い方です。
集会の進行上、どうしても時間が無ければ、
お名前の紹介だけでも良いのです。
「議員が集会に来た場合、名前だけでも紹介するのが最低限の常識」
このように覚えていて欲しいのです。
少なくともこの方が無難です。
この常識を知った上で、議員を「議員扱い」しない
という集会があってもいいと思います。
確信犯として。
しかし、私が体験してきた集会は、
そのほとんどが「議員の扱い方」を知らずに、
失礼してしまった集会ばかりでした。
市民運動系の集会において、
より多くの人を集めたいと思うのは常です。
そうなれば、その層は広がりを見せ、
保守系議員にも声をかけることが多々出てくることになるでしょう。
そんな時、せっかく来ていただいたにも関わらず、
不愉快な気持ちで、その議員を帰させてしまえば、
それは運動にとってもマイナスと言わざるを得ません。
何かの目的の為に動くならば、
超党派の議員さんたちに動いてもらう必要性は、
どのような運動でも課題となりましょう。
これまで私が鈍感だったせいか、
または気がついても、
「そこまでアドバイスしてあげる必要性はない」
として、優しくなかったせいか、
「うるさい奴が来た」と思われたくなかったせいか、
本来言うべきことを言いませんでした。
しかし、少しでも集会を運営する側に立てば、
議会関係者として、この様な常識もアドバイスせざるを得ません。
議員を議員扱いしないということは、
私は不愉快に思わなくても、
議員の中には、不愉快に思う議員も多い。
このことは集会の主催者たる者、
肝に銘じて、会の運営をしていただきたいのです。
会の目的を達成するためにも、
5~10分程度の時間を割いて、
簡単に議員を紹介するだけで、
その人は、気分良くお帰りいただけるのです。
そのわずかな手間を惜しまないでください。
2013年07月30日