田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

何が健康に良いのか。

読売オンラインより
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 40歳時点の体格によってその後の余命に大きな差があり、太り気味の人が最も長命であることが、厚生労働省の研究班(研究代表者=辻一郎東北大教授)の大規模調査で分かった。
 最も短命なのはやせた人で、太り気味の人より6~7歳早く死ぬという、衝撃的な結果になった。「メタボ」対策が世の中を席巻する中、行きすぎたダイエットにも警鐘を鳴らすものといえそうだ。
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 人生の勝者はどんな人かという問題を前に、「より多くの子孫を残した者こそ、人生の勝者である」という利己的遺伝子論に基づいた発想に初めて触れたときは、世間に衝撃を与えた。
 事業を成功させた人でもなく、たくさんのお金を稼いだ人でもなく、多くの名誉を授かった人でもなく、長生きした人でもないのである。利己的遺伝子論による発想は、これまでの常識的勝者像を否定して見せた。

 さて、メタボリック症候群および、メタボリック症候群を予防しようと、世は「太りすぎ」に対する警鐘と攻撃を始めている。
 しかし、今回の発表でもおわかりのように、痩せていることよりは、むしろ太っているぐらいの方が長生きするという研究結果が出たことで、メタボはよくないと論陣を張ってきた側はどのようになるのか、とても見物である。

 科学技術は、日進月歩である。昨日の科学が明日の科学で否定され、明後日の科学で復権することだってある。長い年月を経て検証されたわけではない科学的見解は、それがどんなに素晴らしい科学的見解であっても、今年はやっても来年には廃れてしまう「お笑い芸人」や「ファッション」のような軽薄さを持っている。ましてや、その流れに一喜一憂して、さも最先端であることを自慢する輩にあっても、同様に軽薄である。
 最先端の科学を標榜するのであれば、それは近い未来の科学的見地によって、否定される可能性がとても高い「危うい科学知識」であることを内に覚悟していなければならず、覚悟していればこそ、それを信じつつも、同時に謙虚であることが重要な対応となる。
 謙虚であると言うことは、批判に対して、柔軟に耳を傾け、その批判を冷静に検証し、それでも、自分が信じる最先端の科学知識が、正しいか、それとも間違っているのか公平に判断する素地を、自らの心に残している状態のことである。
 だからこそ、最先端の科学知識、新しい科学知識をひけらかす、流行に敏感な者は、誰よりも謙虚でなければならない。

 さて、メタボに関しては、これからは科学的論争の対象となるであろう。素人の私には、そこに介入するつもりはないが、プロとプロの論争を通じて、見えてくるものを静かに検証しながら、「明日の常識」は何かを探っていこうと思う。
 ただし、健康問題を考える上での勝者は、元気で長生きした人のことである。長生きをしたという結果から、帰納的にどのような生活をしていると長生きできるのかを導き出し、それを真似ることが長生きできることにつながるという考え方だ。
 メタボ論も同様に長生きを、その尺度として見ているとは思うが、それだけでなく、メタボ論には、審美眼や機能的な体の動きなども含めて、人間の体は、この様なスタイルがよいと逝っているように聞こえる。
 もしそうなれば、純粋に長命を良しとする発想ではないのだから、これはこれで良かったのかも知れない。ただし、そうなれば、もう科学や医学の分野からは、多少遠慮してもらった方がいい考え方になるであろう。

 この様な科学論争に対して、政治は簡単に影響を受けてしまう。誠に軽薄な限りである。

 地球温暖化に関して、今では二酸化炭素などの「犯人説」が主流だが、私はこのことに対しても、そう簡単に信じていいのかという立場で、とても懐疑的である。まだまだ長い時間軸による検証を受けていない新しい説だからこそである。

 科学的主張も、歴史的検証も、異論に対しては、常に耳と目を傾けるべきであろう。何せ、私自身が、議会の中の「異論」そのものだろうから。


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2009年06月11日