区民からのハガキ
役所へは様々な要望が区民から寄せられます。
この前も、路上禁煙についてと題して、以下のような文章が役所にハガキとして届きました。
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キャンペーンを実施していると聞きましたが、強制でなければ絶対になくならない。
議会で江戸川区内は『路上禁煙』を採択すべき。
高い々住民税を支払っている区民の願望!!
2009.6.15
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この様な訴えでした。これに対しての回答が以下の通りです。
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■■■■様
ご要望を寄せていただきましてありがとうございます。
手紙の内容に「議会で江戸川区内は『路上禁煙』を採択すべき」とありましたので、この部分については区議会事務局から回答いたします。
区議会の中に、議長、副議長及び自民党、公明党、日本共産党、民主党、生活者ネット・無所属クラブの各幹事長をもって組織する「議会運営委員会理事会」がありますので、直近に開かれた会議の中で■■■■様の手紙を配布し、ご要望を周知しましたのでお知らせいたします。
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さて、要望を周知された各会派はどのような対応を取るのでしょうか。それが見物ですが、私の経験から言えば、これは周知されたことを持って議題としては終わりとなるでしょう。実質的な議論は何もされません。なぜかと言えば、この問題については、区長は全くやる気がないので、全くやる気がない区長の反対してまで、議会が率先して、その問題を議題として取り上げると言うことは、今の議会構成上、無いだろうというのが、私の読みだからです。
議会は、区長が区民の意志に反して、仕事をしない場合(この場合、喫煙に対する断固とした対応)、区長に変わって、区民意志を議会に諮って、決議することが仕事となります。
しかし、区長意志に反してまで、議会が何か区民意志を議会で表明したという前例は、かつて見たことも聞いたこともありません。
江戸川区議会は、江戸川区長の実質的な追認機関であり、自立的に何かを判断して、区長に対抗しうる権力装置ではないのです。私はここに、江戸川区民の不幸があると思います。同時に、それを容認しているのも、また江戸川区民なわけですから、自業自得だとも思います。
そんな中にあって、時には区長に反対してでも、議会意志を貫くべしという区民が、私のような者を区議会へと送り出してくれたのだと思いますが、結果を出せない力不足を申し訳なく思うと同時に、私が結果を出せない限り、今回のような、「路上禁煙」をして欲しいという区民の嘆きは、これからも続いていくのだろうと思ってしまいます。
では、この様な江戸川区政を変えるには、どうしたら良いでしょうか。
言ってもダメならば、人事を変えるしかありません。
①まずは区長を変えることです。
②次に、江戸川区議会の議会構成を変えることです。
江戸川区議会は、自民+公明だけで、2/3以上の議員がいます。これでは議会は何も変わりません。せめて自民+公明だけで、1/2以下の議員数まで、議員が減らないことには、江戸川区議会は劇的に変わることは無いでしょう。
これからも、江戸川区民の嘆きの声は、ハガキとして、役所に届き、私の目にも触れることがありましょう。しかし、現状においては、その要望が実現する可能性がとても低いと言うことだけ、お伝えしておきます。
まだまだ江戸川区政は保守的です。
改革、改革。区民ニーズに即した改革を地域から行っていける素地はたくさん残されています。
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2009年06月24日