田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

ホリエモンの高速道路無料化反対に反論する。その2

ホリエモンが端的に高速道路無料化に対する批判をまとめています。

・受益者負担でなく、高速道路を利用しない人たちには負担増となる。
・特に都心部では渋滞が酷くなり、CO2やNOxなどの有害ガスを撒き散らすという環境重視社会への逆行。
・道路に負担をかける大重量のトラックも無料化されると不公平が生じる。

都心部では渋滞が酷くなり、CO2やNOxなどの問題について。
現状でも既に充分渋滞は酷いわけです。
それに民主党案では、首都高などは無料化しないと言っています。
都心部の話を無料化論とリンクさせても、現状と変わらないわけですから、
渋滞論とは別の話でしょう。

あと無料化によって、車が増えることで環境が悪化するという意見があります。
一理あります。
しかし、そういう人たちは、原理主義的に「車を無くせ」「(運転手となる)人を無くせ」と言いますか。徹底して環境を重視すると、このような反人間主義的にまでなります。
つまりこの社会は、環境も重要ですが、当然平素の人間生活も重要なのです。
排気ガスの問題は、科学の進歩によって、徐々に解決されるべき問題であり、
高速道路無料化論とリンクさせるべきではないでしょう。
それに、同じ行程を移動するのに、ずっと一般道を通って移動するのと、高速道路を使って速やかに移動するのでは、どちらの方が有毒ガスをより多く排出しますか。
当然、走ったり、止まったり多い、一般道を走った方が有毒ガスを多く出します。
運転時間が長くなることからも、それは明らかです。

そう考えると、高速道路を使用して移動した方が、環境に優しいとはなりませんか。

今は、税制誘導によって、ハイブリッド車がとても売れています。
環境を重視することは大切ですが、環境重視の車を税制優遇するなど、
車に関する環境対策は、高速道路の無料化論とは別の次元で進めてゆくべきでしょう。



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2009年09月01日