自民党に野党担当能力はあるのか
総選挙が終わって、それまでさんざん言われてきた民主党の政権担当能力であるが、準備期間も長かったことから、着実に政権委譲への道のりを歩んでいるように見える。
さて問題は自民党である。二大政党制を目指すとして導入された小選挙区制ではあるが、それは政権交代可能な野党がいて初めて実現可能になるもの。
今回、正確には16年ぶり、おおざっぱに言えば史上初めて、自民党は野党になる。その野党ぶりが心配だ。
衆議院開催の冒頭に行われる首班指名では、白票を書くだの、書かないだのと、もめにもめている。
こうなってみると、民主党の政権担当能力以上に、自民党の野党担当能力の無さに驚いている。
私が物心ついてからの野党第1党の歴史は、以下の通りである。
社会党→新進党→民主党→自民党
自民党が永久政権でなかったように、野党第1党もまた永久に野党第1党ではなかった。つまりこのまま自民党が野党第1党であり続けるという保証は何も無い。
自民党が的確な野党担当能力を示せなければ、解党し、別の政党が野党第1党としての責務を担った方が、二大政党制的な政治状況を作り出せるのかも知れない。
私がそう思うほど、野党としての自民党は情けない。
細川政権の時の悪夢。つまりたった10ヶ月あまりで自民党に政権を取り戻されてしまったことが再び起きないように、民主党には最低でも4年間は政権に居続けてもらい、徹底して、自民党的な政治体質を打破してもらいたい。
旧来の自民党政治の復活、これこそが日本国民にとっての最も不幸な政治状況になると、私は信じ、これからも自民党的な政治を批判し続けていく。
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2009年09月07日