田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

大竹まことは何を言っているのか。

TVタックルにて、また芸能人の大竹まことがまた訳のわからないことを言っていた。
「高速道路の無料化よりも先にやらなければならないことがある」

これほどまでに、選挙結果を無視した傲慢な意見を、この期に及んで、一芸能人が公共の電波を通じて「何を言うか」と、私は憤慨している。歴代の自民党政権が、高速道路行政をしっかりとやらなかったから、民主党政権がそれを正すというのだ。他の政策を優先しすぎたために、この問題がここまで大きくなってきたにも関わらず、まだこんなとぼけたことを行っているのかと思うと、その政治センスを疑う。

大竹まことに取っては、高速道路の問題は取るに足りない問題なのだろう。それはいい。
しかし、世の中には、高速道路問題こそ大事だと思っている人間もいるのだ。
ことあるごとに高速道路問題を引き合いに出すのはやめて欲しい。大竹まことが、どんな政策を重視しているのかは知らないが、それならば、「教育問題よりも」「福祉問題よりも」「国防問題よりも」などと、国にとってより大きなテーマだと思われるようなテーマと比べて、自説を展開してみたらどうなのか。

非常に不愉快だ。

ウィキペディアによると、大竹まことは、1996年東京杉並区内の交差点で乗用車を運転中に2人乗りオートバイと衝突事故を起こしている。バイクを運転していた男性は頭を強打し、事故の翌日死亡。後部座席に乗っていた女性も全身を強く打つ怪我を負った。大竹は一時的に芸能活動を自粛するが事故から約2週間後に復帰した。この様に書いてある。
 高速道路の無料化とは、交通事故を少なくさせる施策である。大竹まことの事故がそうであるように、交通事故の実に70%は交差点で起きていると言われている。その交差点がない高速道路を多くの車両に通ってもらうことで、交通事故を減らそうと言う意図が、高速道路の無料化には含まれている。

 交通事故という悲惨な出来事を少しでも少なくしようという試み。そして、自分の負の歴史とも言える事実を真剣に顧みることをすれば、安易に「高速道路の無料化よりも先にやらなければならないことがある」などとは言えないのではないだろうか。

 賛成するにせよ、反対するにせよ、総選挙を通じて、これだけ多くの日本人が真剣に議論を重ねてきた政治的テーマである。安易な優先順位につけ、高速道路問題を矮小化しないでいただきたい。

 大竹まことに対して、猛省を促す。



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2009年09月21日