元反対派の前原大臣は、今や賛成派の先陣にいます。
http://www.youtube.com/watch?v=aj5qN19a6sU
http://www.youtube.com/watch?v=ggoLO95f4zI&feature=related
前原大臣の元々の主張が、高速道路無料化反対論者であることは、私も知っていました。
しかし、その前原氏であっても、今は高速道路無料化に「原則」賛成しておられます。
人は議論を通じて、自分の意見を変えることができます。いつまでも自説に固執しているばかりが「信念のある政治家」として評価できることだとは思いません。
むしろ、何かに気がついたとき、柔軟に方向転換できる政治家こそ、時には必要な人材だと思います。
民主党新政権は、無料化反対論者に高速道路の無料化政策の指揮をゆだねました。非常に乙なことするものだと感心しています。
よく高速道路の無料化に反対だと言う世論が多いという主張を聞きます。そうです。施策の導入時においては、どんな施策においても反対はあります。消費税などは、導入前に90%以上もの国民が反対でした。
今、話題の八ッ場ダムにしても、計画当時の地元住民は反対派が多かったと聞いています。
行政には、何か施策を行おうと思えば、時間をかけてゆっくりと、地元住民に対する説明をしていく責任があります。その過程を経ることで、賛成者は少しずつ増えていくことでしょう。
高速道路の無料化とは、これまでの有料化を前提とした社会に生まれ育ってきた日本人にとっては、革命的な発想です。その発想について行けないのは当然だと思います。反対者が多いのも、理解できなくありません。
しかし、それについては、じっくりと時間をかけて、国民的議論を通じながら、賛成者を増やしていく努力を、無料化賛成論者たちが、地道に行っていくのです。
今、その先頭に、元々のお考えを柔軟に変えられた前原国交省大臣がいるのです。これはとても素晴らしいことです。
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2009年09月23日