言論封殺が、日常的に行われている江戸川区の暗黒議会
9月24日(木)に行われた本会議の初日において、議案のたった3分しかない質疑を行った上田令子議員に対して、あからさまな言論封殺が行われた。
上田議員に対する答弁拒否は、今回が初めてではない。
前回は、多田正見区長が答弁をしないという形で、答弁をしなかった。
今回は、須賀精二議長が、川瀬やすのり議員の議事進行を受けて、審議を勝手に打ち切ってしまったのだ。
一人会派は、決算特別委員会、予算特別委員会には出席できない。これは23区で唯一江戸川区だけである。この一人会派差別を露骨に行っている江戸川区議会では、議案に対する細かい質疑は、決算特別委員会や予算特別委員会で行うと言う。
しかし、その審査には、一人会派は参加できない。本会議で質疑をしようとすると、本会議では質疑させない。
このように、一人会派に対しては、全く質疑をさせないというのが、自民党、公明党による悪しき江戸川区議会におけるローカルルールなのである。
自民党や公明党という江戸川区議会の2/3を占める大会派が、自分たちで決めて、自分たちで運営しているルールである。彼らの多数による横暴により、少数派は議会において、意見表明を封殺されている。
つまり、江戸川区議会の自民党、公明党が考える民主主義とは、多数の力によって、少数を押さえつける民主主義なのだ。
全く持って、これほどまでに、「多数決が民主主義の全て」としか考えず、その弊害について頭が働かない議会を、私は他に知らない。
もし、多数決だけで運営される議会が、どれだけ酷い議会なのかを知りたい人がいるならば、是非、江戸川区議会を傍聴して欲しい。
つまり、江戸川区議会とは、51%以上の賛成があれば、49%を殺してしまっても、それが民主主義だと信じて疑わない人たちが、多数を占めている議会だと言える。
少数者の意見を尊重するのが民主主義の基本だと、彼らは学校で教わらなかったのだろうか。
http://www.gikaitv.net/dvl-edogawa/2.html
その内、こちらで、江戸川区議会の中継を見ることができるであろう。
「議長、議長、それはあまりにも、おかしいでしょう」
私は自席から、そう発言するのが精一杯だった。
圧倒的な、議席数の差によって、私の発言もまた「私語はしないように」という議長による注意で終わってしまった。
東京都議会では、民主党が第1党となった。国会では政権交代が行われた。
次は江戸川区議会である。未だに生きながらえている江戸川区の自公政権に対して、審判を下すのは、これからの江戸川区民による責務だと、私は痛感する。
政策以前の、この様な議会運営上の問題で、我が江戸川区議会を批判しなければならないこと自体が、全く持って情けない。
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2009年09月26日