田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

本日の本会議における全く呆れた区長答弁

 タバコ問題も含めた環境美化に関する条例を作ったらどうかという質問に対して。

 江戸川区こそが、長年、環境問題に取り組んできたという答弁だった。
 先駆的な区であるとの認識を区長自身が示した。

「はー?」
 区長は何も見えていない。
 今の江戸川区の現状について。
「タバコを吸いたければ、江戸川区に行け」
 それくらい江戸川区は、喫煙者天国の自治体である。
 何しろ、東京23区の中で、唯一、禁煙条例も、ポイ捨て禁止条例も無いのが、我が江戸川区なのだから。
 それを反省するどころか、「江戸川区こそ、環境先進自治体だ」と答弁した多田区長には、タバコの煙で困っている多くの区民の声が届いていない。

 いや区長への手紙などで、区民の声は届いている。しかし、それは視神経を通じて脳には届いていても、ご本人の心には届いていない情報なのだ。
 だから、あんな認識不足を、堂々と自信を持って言うことができるのである。

 私は再三再四言っているように、何も江戸川区に「反タバコ」における先駆的な自治体になってくれと言っているのではない。(もちろん、そうなれるのであれば、その方が望ましいに違いないが)
 せめて、他の自治体並みの、実行力が無くても良いから、とりあえず禁煙条例とポイ捨て禁止条例を制定してみてはどうかと、言っているのである。
 つまり先駆を求めているのではなく、平均レヴェルを求めているのである。

 区長は、この様な高邁な理想論を掲げられた。
 人を律するのは法律ではなく、その志だと。だからこそのマナー論で、タバコ問題を片付けようとするのだ。
「謝って済むのならば、警察はいらない」
 そんな子どもの言葉ではないが、多田区長は、マナー論によって着実に成果を上げていると認識しているのか、これ以上の条例化を頑なに拒否している。
 私としても、本当に、江戸川区において、路上喫煙やポイ捨てが無ければ、何もわざわざ条例を作れとは言わないのである。
 どんなに多田区長が、環境を良くする運動の先頭に立って活動していたとしても、実態は、変わっていない。
 相変わらず、ポイ捨てはあるし、路上喫煙だってある。
 これを未だにマナー論で解決しようとしているのだ。これはたとえるならば、
「この世は素晴らしいので殺人がない。よって殺人罪などという法律を作る必要が無い」
 この様に言っているのに等しい。
 このいい方をタバコに置き換えて言い直すと、
「江戸川区は素晴らしい自治体なので、タバコによる問題は起きていない。よって、タバコを規制する条例などは作る必要が無い」
 この様に言っているのだ。
 またはタバコの問題は起きていないとは言わなくても、それは非常に軽い問題だと考えていることなのだろう。

 やはりどんなに素晴らしい区長も、3期も長の座に座り続けると、民の声が全く心に届かない政治家になるという定型的な例である。
 そろそろお辞め時かと、思われますよ。多田区長。


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2009年09月29日