田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

柿沢未途代議士を囲む会を主催しました

 今回の衆院選挙で、めでたく当選された柿沢未途代議士をお招きして食事会を行いました。彼とは、前々からの知り合いでしたが、ここ1年以上、直接お会いしていませんでした。そこで、衆院選挙も終わったばかりですし、当選祝いの大義名分の元に、最近ご無沙汰している人たち中心にお声をかけて食事会を行った次第です。
 議員・元議員・政界関係者などが多かったのですが、そうではない一般の方にもご参加いただきました。皆がまとまって話をするにはちょっと多い14名の会合でした。50名、100名という会合では、話し手が一方的に話をして、聞き手は、一方的にお話を聞くというスタイルになってしまいますが、20名以下の座って行う会合の場合は、色々な人が、色々な意見を言い合って、自然に話が盛り上がるようです。
 その時々で、全体が4分裂したり、3分裂したり、2分裂したりして、自然に分会形式ができあがり、話が進んでいたようです。司会進行の役をしていた私ではありますが、適当に話の輪に入って、色々な方々のお話を聞いていました。
 やはり10人いれば、10人の違った見方があるものです。自分と同じような考えに対して、同種の居心地の良さを感じ、自分と違った考えに対しては、新しい知識を得られる満足感を感じられました。

 会話の中では、今回の政権交代にあたって、各人各様による分析が披露されました。これについては、それぞれ思いは様々でありましょうが、私は「民主党が勝った」という認識ではなく、「自民党が負けた」という認識なので、様々な「民主党論」については共感しませんでした。
 民主党の政策の中でも、特に有名な、高速道路の無料化も、子育て支援策も、世論調査ではどちらも評判が悪い政策です。とても、民主党の政策が支持されて政権交代が起こったなどとは、私は思えないのです。
 ただし、議論の中で「世の中には不公平感が充満している」という認識は納得しました。高速道路の無料化については、「車を持っている人だけが得をするのは不公平だ」という不満であり、子育て支援策については、「子どもがいない人にとっては損であり、不公平だ」という不満が強いそうです。

 政権は利益を国民にばらまきます。しかし、「その利益を自分は受け取っていない」という不公平感が、今の国民には非常に強いというのです。自分に利があるのか、それともないのか。それによって、国民は突き動かされているというのです。
 今回の民主党新政権に対しては、「ばらまきだ」と批判する人たちが多くいます。でも、その人たちの多くは、ばらまき自体を批判しているのではなく、ばらまきによる利益を、自分自身は受けていないと言うことに対する批判をしているということになります。

 利あるところに人は動くと言います。全ての人に利を説くことは無理でしょう。しかし、より多くの人に利が与えられるような希望を抱かせることは可能です。自民党ができきれなかった、利益配分の間隙を縫って、民主党は、新たなる特定集団に対して、利益分配を約束し、それが成功したのが今回の民主党だというのです。
 もちろん、それを私は否定しません。しかし、それでも一義的理由は、民主党にあるのではなく、自民党にあるというのが、私の認識です。自民党が改革できなかった。麻生首相がお粗末すぎた。これにつきると思います。

 政権与党さえしっかりしていれば、有権者は決して野党に対して浮気しない。
 政権与党がしっかりしていないとしても、有権者は必ずしも野党に浮気するようなものでもない。
それが政治に対する私の基本的な考えです。

 卑俗な例に喩えて言えば、
 旦那さえしっかりしていれば、奥様は決して他の男に浮気しない。
 旦那がしっかりしていなかったとしても、奥様は必ずしも他の男に浮気すると言うことでもない。
こんなイメージです。

 日本における政権交代とは、一種の奇跡だと、私は思っています。

 まー、会合では、代議士を囲んで、色々な話をいたしましたが、やはり核となる人がいると、話は盛り上がるし、議論はつきません。政治家は、こうやって、色々な人と話し、聞いて、また意見する。これが基本なのですから。これからも、この様な会合を主催していきます。

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2009年10月07日