田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

倫理法人会の忘年会に出席してあいさつしました。

ただいまご紹介を受けました区議会議員の田中けんです。

私はこれまで、高速道路の無料化を言い続けてきました。
もちろんこれからも言い続けてきますが、今年は政権交代も起きましたし、その政権政党が高速道路の無料化を約束したのですから、道半ばではありますが、この問題もある程度軌道に乗ったのだろうと解釈します。

私は自分自身が、5年先、10年先の事を主張する数少ない政治家であると自負しています。たとえ今はその政策を支持する人が少なくも、きっと5年後、10年後には私の主張が大きな輪になって迎えられるときが来ることを信じて主張します。

10年前、議員になったばかりの時、私は禁煙を訴えてきました。その時、周りの人たちはなんて言ったでしょうか。「おまえの支持者の中にもタバコを吸う人はいるのだから、そんな主張をしたら支持者が減るじゃないか」そう言ったのです。でも私は主張を止めませんでした。そして今はどうでしょう。日本人の喫煙率は25%です。この10年間の間に、健康増進法もできて、こんなにも喫煙者が減ってきたのです。私の主張はやっと今になって認められて、現在に至っているのです。

高速道路の問題も同じです。私が高速道路の無料化を言ったとき、周りの人たちはなんと言ったでしょうか。高速道路の問題よりも大切な問題があると言い放ったのです。高速道路の問題よりも、福祉や教育の問題の方が重要だ。そう言う人がいました。または国防や外交の問題に比べれば、高速道路の問題など、天下国家を論じるような話題ではないと言う人もいました。
もちろん、私は福祉や教育の事が重要ではないとは言いません。外交や防衛のことが重要では無いとは言いません。しかし、福祉も教育も外交も防衛も、誰か他の多くの政治家がきっと発言しているではないですか。別に私が発言しなくても、きっと誰かが、そう誰もが反対しないような無難な意見として、福祉や教育や外交や防衛の重要性を話していることでしょう。
しかし、私がここで、高速道路の問題を話さなければ、一体誰が高速道路の問題について話をしますか。そんな思いの中で主張してきたのが高速道路の問題でした。その高速道路の問題も、道半ばではありますが、民主党が政権を取った事による、曲がりなりにも軌道に乗ったのだろうと、私は解釈しています。

さて、では、今の私は何を言うか。まだ、ほとんどの政治家が言っていないようなこと。それは「東京24時間」というスローガンです。
羽田空港を24時間運営する大型の空港にすること。それに伴って、東京の鉄道を24時間運営すること。それと同時に東京のバスも24時間運営すること。
この様に羽田空港を中心として、東京の公共交通を24時間化することを私の政策的な主張にしようと思っています。
これは単に、東京の人たちの生活をより便利にすると言うだけの発想ではありません。
羽田空港を更なる大きな空港にすることによって、東アジアにおける空港戦争において、日本の権益を守り、これからも経済的な優位性を保つための政策なのです。これは内政問題ではなく、外国との経済戦争に勝つための手段だと考えてください。

お隣韓国は、インチョン空港に4000メートルの滑走路を2本持っています。タイのスワンナプーム空港も40000メートル級の滑走路が2本あります。あの国土が小さな都市国家であるシンガポールのチャンギ空港であっても、4000メートルの滑走路が2本あるのです。それに比べて、1億2千万人の人口を抱える日本の成田空港は、4000メートルの滑走路一本と2500メートル足らずの滑走路一本しかありません。もう既にこのように貧弱な空港しかもっていない日本は空港戦争から負けているのです。

経済戦争とは、武器を使わない、国家と国家の戦いです。その端緒である空港の規模で日本は既に、東アジアの中で負けているのです。この認識が、今の日本人にはありません。構造は高速道路と全く同じです。土建国家日本の行政は、地元の政治家と業者と癒着して、羽田や成田の施設を充実させるのではなく、ほとんど使われないような地方空港ばかりを作ってきてしまいました。それこそ、地方に対する公共事業という名のばらまきを続けてきたのです。
 そう公共事業は、空港を作ること、それ自体を自己目的化してしまったのです。そして、その赤字運営のつけを羽田や成田に押しつけてきているのです。

 これからの日本は、そのような足手まといとなった地方の赤字空港を大胆に切り捨て、JALを計画的に破綻させ、国内における航空需要を圧縮し、その分、国際便を増やして、海外への門戸を大いに開いていくべきなのです。
今、世界各国は、日本に、それも東京と空港によってつながりたいと思っています。それが羽田であり、成田なのです。しかし、どちらの空港も満杯状態で、空きがありません。どんなに海外の人たちが、日本に、東京に魅力を感じたとしても、その東京には、行くことができないのです。だからこそ、他に近隣諸国に行かざるを得ないという事情もあって、他の東アジアの国の飛行場は大きくなってきたのです。

日本は近隣諸外国の空港に負けているのではないのです。日本は、国内事情により、自分で勝手に負けているのです。サッカーで言えばオウンゴール。競馬で言えば、落馬です。今は、経済格差という名の下に、地方にその財力を振り向けるときではありません。もっともっと羽田空港を強化して、国際競争力に勝ち残っていかなければならないのです。そうでなければ、明日の日本はない位の危機感を多くの日本人は持った方がいいでしょう。

この様に、これからの私は「東京24時間」を主たるスローガンにして、政治活動を行っていくことを皆様の前でお話しすることで、ご挨拶に代えさせていただきます。ご静聴、ありがとうございました。



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2009年12月15日