禁煙集会に出席しました。
色々な話題がありましたが、印象的だったのが、貧困とタバコの関係だった。特にホームレスの喫煙について議論の対象となった。
一般的傾向として、貧困である人ほど、喫煙者が多い。よって、たばこ税の増税を実現すると、貧困者に対する重課税となり、より所得格差が増してしまうと言うことだった。この現象をどう考えるかが議題だった。
色々な意見なり、感想が出てきたのだが、一つショックな指摘があった。
余談だが、反貧困ネットワーク事務局長として活躍している湯浅誠氏は、かなりのヘビースモーカーという話だ。
表現の自由について、政治的活動をしているジェームス三木氏にも言えることだが、折角良い政治活動をしていると評価できることであっても、喫煙者と言うだけで、私の評価はマイナス100点ほど下がってしまう。
どんなに共感できる政治運動であっても、少なくとも同じ場所で同じ空気が吸えない人たちと、共闘することはできないということだ。
さて、私は自分の経験から、ゆるやかに禁煙を強制するような施設に誘導すべきだと主張した。つまり最低限の衣食住を保証する代償として、施設内での生活において、禁煙指導を行い、施設内禁煙を徹底して、生活改善により禁煙生活を送ってもらうという提案だった。
未成年者に対しては、タバコの値上げが未成年者の喫煙率の低下に寄与すると言われている。それだったら、それは貧困者に対しても全く同じ図式で考えてしまっても良いと私は考える。一時的には、彼らから敵視されることもあるだろう。
しかし、根本的には、現状における喫煙者にとっても自分自身の健康は重要であることから、それに気づいて行動をあらためてくれるまでは、敵視されることも覚悟の上での政治判断が望まれる。
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2009年12月20日