田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

t_ken

日刊田中けん

主人という名の下僕。では真の主人は?

 笑い話だが、日本における一般的な家庭内の権力構造とは以下のようになっている。
 頂点にから順々に列挙する。
① お子様
② 母親
③ 父親


 お子様がいない場合は、以下のような場合もある。
① お犬様
② 妻
③ 夫

 父親や夫は「主人」と形式上、あがめたてまつられるが、実態は下僕である。それに比べ、母親や妻は、形式上決して、トップに立とうとしない。あくまでも主人を立てる。子どもを立てる。しかし、その裏では、しっかりと院政をひいて、権力の源泉は押さえている。

 このような権力構造は、どこかの国の権力構造と似ていないだろうか。
① 内閣総理大臣(政権与党の代表)
② 東京地検特捜部(官僚組織の代表)
③ 国民


 国民は「主権者」として形式上、あがめたつまれているが、実態は行政からの管理監視にびくびくしながら、毎日さまざまな「ほどこし」を受けて生活している。その「主権者」が選挙の結果、誕生した内閣総理大臣であるが、現在は全くのダミーで、真の権力者とは言えないほどリーダーシップを発揮していない。
① 内閣総理大臣
② 政権政党幹事長
③ 政権政党所属国会議員


 はてさて、この①②③という形式上の権力順列を、果たして誰が信用するのだろうか。
 この国にあっては、内閣総理大臣よりも、政権政党幹事長の方が権力を握っている。
 それは同時に、行政機構の中にあって、内閣総理大臣よりも、東京地検特捜部の方が権力を握っているということも言えるのである。


 建前の話をしよう。
① 内閣総理大臣
② 法務大臣
③ 最高検察庁
④ 東京地検特捜部


 東京地検特捜部は建前上は、あくまでも下部組織にしか過ぎない。しかし、その捜査のあり方について、内閣総理大臣は指導できない立場にいるという。中立性が必要だという。これこそ、正に、「神聖にして犯すべからず」の官僚だけの領域、つまり「脱官僚」の本家本丸であるという証明である。
 しかし、その東京地検特捜部を指導する最高権力者の顔を、我々は知らない。そう本当の主人公は、顔を見せずに、権力を行使する者なのである。その者を、まずはマスコミの前に引きづり出さなければならない。
 権力行使の正当性とは、それが公明正大であって、誰に権力の所在があるかがハッキリしていることだが、官僚機構とは、それが官僚組織であるが故に、個人の顔が見えてこない。つまり「正当性なき権力行使」をする組織、それが官僚組織である。
 今、この官僚機構の暴走を、誰も求められないでいる。時の内閣総理大臣でさえも、止めようとしていない。はたしてこんなことで、「脱官僚」などというお題目は実現できるのだろうか。


 日本の権力を官僚から奪取して、国民のコントロール下に置く。
 理想は立派だが、そう簡単にできることではない。
 東京地検特捜部という官僚きっての武闘集団が、その牙を向いて政界で行おうとしている「脱官僚」を本気で阻止しようとしていることに、まだ多くの国民は気がついていない。

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村


2010年01月21日