田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

特に女性は気をつけて!

ニット帽の連続強姦魔が頻出 東京・一之江駅周辺の“死角”
2010.03.09 ZAKZAKより


 東京の都営新宿線「一之江駅」周辺で昨年11月から連続わいせつ事件が発生している。痴漢から強姦へとエスカレートした犯行に、住民は不安な夜を過ごす。警察は犯人と目される「ニット帽の男」の似顔絵を作成して行方を追っているが、現場を歩くと、犯行を助長するような「死角」がいくつか見えてきた。


 最初の事件が起きたのは昨年11月10日。江戸川区一之江の一之江駅近くで、20代前半の派遣社員の女性が帰宅途中に背後から男に羽交い締めにされ、首を絞められた。その3日後には10代後半の女性、今年1月26日には20代前半の会社員女性、さらに2月2日にも20代前半の女性飲食店員が付近で襲われた。


 犯行は徐々にエスカレート。2月中旬には、駅近くのアパートに住む20代女性が帰宅直後、ニット帽を目深にかぶった男に自宅に押し入られ、性的暴行を受けた。「いずれの現場でも身長170センチ程度、20-30代のニット帽やフードをかぶった男が目撃されており、同一犯とみられる」と捜査関係者は言う。
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 http://www.t-ken.jp/diary/20100303/
「実態はともかく、女性とは弱く見られてしまう存在」
 この様に題して、3月3日に私がレポートしたばかりだというのに、同類の事件が、この江戸川区でも起きてしまった。


 実は、引用こそしなかったが、ZAKZAKの記事の後半には、書いてあるのだが、実は一之江駅前には交番がない。
 私は葛飾区である新小岩も含めて、江戸川区中の駅前でチラシ巻きをした経験を持つが、南口北口、東口西口のように、線路によって生活圏が断絶してしまう町の構造になっている駅であっても、南北、または東西のどちらか一方の口には、交番が設置してあるものだ。(区内には京成江戸川駅前にも交番はないが、地下鉄ではないこともあって、駅出口から駅員までの距離は近い。それにここは非常に乗降客数が少ない駅である。一之江駅とは単純に比べられない。)
 一之江駅の場合、線路ではなく、都道環状七号線(通称、環七)を挟んで、東側に東口、西側に環七口というそれぞれの出入り口がある。環七を挟んでいるとはいえ、それぞれの位置から、駅の地上口を確認することはできる。ただし、環七が交通量が多く、広い道路のため、目視は出来ても、反対側まで移動するのはとっさの場合、時間がかかる。そんな駅前の構造になっている。
 よって、線路は、東西に延びているのだが、地上では南北に走る環七によって、平行移動は阻まれ、住民の生活圏も東西に分断されている。そのような一之江駅の東口にも西口(環七口)にも交番はない。


 これは昔から、議会でも話題になっていた。地元住民からの強い要望があって、是非、交番を作って欲しいとの話が何度も出てくるのだが、それはできないという。なぜならば、区内の交番の総数は、最初から決まっていて、もしも一之江駅前に交番を持ってくるとしたら、どこかの交番を廃止しなければならないということになっているからだ。もちろん、交番と言えども、ある一定の総数規制は必要である。総数規制を撤廃してしまえば、自分の家の両隣が交番ということにもなりかねないし、そんな街作りはありえない。
 では、一定の総数規制化で、どのように交番を移動するかだが、これについてはなかなか結論がでない。なぜならば、交番とはそれが地域住民にとっての既得権のように思われていて、交番が無くなることに、無くなる側の地域住民から反対が必ず出てきてしまうからだ。
 住民側が既得権を主張する限り、物事は簡単に決められない。区長なりなんなりの、責任ある立場の人が、無くなる側の住民から恨まれてでも、政治決断をしないと、交番の移動などはできない。
 公務員は減らせという主張を有権者はよく言うが、こと警察官については例外となる。私も一応賛成はしたが、議会でも警察官を増やせ増やせと言う決議をよくあげる。公務員を減らすことには賛成であっても、警察官の数を減らすこと、いや増やそうとすることについて賛成する様は、有権者自体「総論賛成、各論反対」という典型例であろう。


 とにかく、治安が良い町というのは、どんなに町並みが機能的で優れていようとも、どんなに町の雰囲気がオシャレであっても、日本人が最低限求める基本的な条件の一つであろうと思う。だから、ついつい警察官にも甘く接してしまうのだろう。
 単純に警察官を増やしたところで、簡単に治安が良くなるとは思わないが、占いのように地域住民に安心感を与える役割は絶大であろう。
 それならばどうだろうか。警察官を配置しなくても、無人交番のようなものを駅前に配置することできないだろうか。そこには電話とテレビカメラが設置してあって、自治会によって組織された自警団のような人が駐在したり、または何かあった場合の避難場所として手の機能を持たせることはできないだろうか。
 警察官内部の人事については詳しくわからないが、素人発想だと、警察官一人を常時交番に配置するためには、計3名の人件費が必要となる。それは一人8時間の労働時間だと想定した場合である。これが一人6時間の労働時間ならば、4名分の人件費が必要となる。一人の人件費が年間1000万円だと仮定すれば、かける4名分で、年間4000万円の人件費である。年間4000万円の予算があれば、その半分であったとしても、民間ならば、駅前の治安に限って、何かできそうなものである。


 被害者になりやすい女性に警鐘するのは当然としても、民間人の知恵で何とか地域の治安を良くしていきたい。今はその知恵を出すときだ。


2010年03月15日