田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

t_ken

日刊田中けん

日本は技術立国である。

官民で電気自動車インフラ研究へ
環境省と日産・住商など
2010/3/31 12:00 日経ドットコムより


 環境省と日産自動車や住友商事、オリックス自動車などは、電気自動車の普及に必要なインフラの研究に乗り出す。路上で電気自動車の電気が切れた際に最寄りの充電拠点まで行けるだけの電気を補充する「レスキュー車両」を開発するほか、電池の再利用体制を実証研究する。2020年までに二酸化炭素(CO2)の排出を1990年比で25%減らす目標達成のため、電気自動車普及の体制整備を急ぐ。
-------------------------------
 日本がここまで経済発展できたのは、端的に言えば自動車産業のおかげである。もっとズバリ言えば、それはトヨタだ。
http://memorva.jp/ranking/forbes/fortune_200707_global500_world.php
 このランキングは、4,170人の幹部社員やアナリストの投票によって決めたという人気投票的要素はあるが、それにしても、2010年世界の企業トップ50を見てみる。
7位 トヨタ自動車
36位 本田技研工業
38位 ソニー
 この3社である。
 しかし、実際に給料の高い日本の会社は以下の通り。
http://rank.in.coocan.jp/salary-takai.html
1位 フジテレビジョン     1,567万円
2位 朝日放送         1,526万円
3位 ミレアホールディングス 1,499万円
4位 日本テレビ放送網    1,462万円
5位 TBS             1,443万円
 日本のサラリーマンの平均年収は400万円台。東証1部、2部上場の企業の平均年収は、605万円。国際的な貢献度となると、日本ではあまりにもマスコミ関係が儲けすぎているように見える。


 私は今日の日本経済を作ってきたのは、自動車産業に代表される輸出型産業だ。だとすれば、もっとこの様な企業に対してはもっと優遇措置があってもいい。特に新技術に対する支援などは、手厚いほど政府が音頭を取って、それを推し進めるべきであろう。
 同じ技術職とは言っても、IT産業よりも自動車産業の方が、その裾野は広く、より多くの人たちに働いてもらうという雇用創出力は大きい。IT産業は、どんなに売上があっても、それほど人を必要としないので、どうしても富が集中しやすい。
 日本はこれからも自動車産業を中心に食べていかなければならない国である。技術立国である前提を変えずに、これからも技術職に携わる人々が、豊かに暮らしていけるような条件整備を整えるべきであろう。


2010年04月01日