TVドラマ「明日、ママはいない」第2話を見た
率直な感想として言えば、何ら問題はありません。
アニメ「ひぐらしのなく頃に解」14話では、児童施設「空の家」での子どもに対して「棺桶の刑」なる拷問シーンがありました。ロッカーの中に児童を閉じ込め、外から棒で叩いて、反省を求める刑です。その度ごとに、子どもが泣き叫び「ごめんなさい、ごめんなさい」と繰り返すのです。
同じく日本TVで放送されたアニメ「RAINBOW-二舎六房の七人-」では、看守による度重なる受刑者に対する暴行、性的虐待などが描かれていました。
たとえば、少年院の中で、合法的に相手を殺す方法として、24時間身体に水を垂らし続ける拷問が描かれたりしています。外傷なく、特定の相手を衰弱死に見せかけて殺す描写です。
どちらも時代背景は、戦後すぐで、現代とは違う設定ではありましたが、思わず目を覆いたくなるような、人が人をいたぶる強烈なシーンの連続でした。
それに比べても、「明日、ママがいない」の表現方法は、過激とさえ言えません。
そもそもフィクションをフィクションとして理解せず、現実に投影して見てしまう見方は、「表現の自由」を侵す行為であり、厳に大人側が慎むべき行為でありましょう。
この程度の表現描写で放送を中止していては、ドラマなど成立しません。
2014年01月29日