政治家には体力が必要
60歳を超えた議員さんと会話した。
「私も60歳を超えたので、移動するのが辛い」
とのご意見だった。
また別の元衆議院議員の講話では、
「政治家は若くないと機敏に動けない。だから若さが必要」
そのような主旨のお話しを聞いた。
関係者から聞いた話だが、
刑事事件の弁護士に必要なこととは若さなのだという。
つまり何度でも勾留された被疑者に対して、警察にある留置場まで、何度も面接に行く体力が必要なのであり、それがなければ刑事弁護は勤まらないとのことだった。
ゴールドマンサックスという会社がある。
朝7時から夜12時まで死ぬほど働かされる企業だという。
しかし年収は高く、3~4千万円が平均で、30歳で5千万円もらっていても、それが普通だという。
年齢制限はないようだが、必然的に体力の関係から若い時で無いとできない仕事だという。
フットワークが軽いとか、運動量が豊富であるというのは、政治家にとって必要な資質の一つだと思うが、あまりこの要素が重視されることは少ないと思う。
豊かな見識、優れた政策、見栄えの良い容姿などは話題になるが、体力が話題になることは少ない。年齢的な若さが、その代替のようにも思えるが、若くても出不精はいるし、年取っていても、精力的に活動できる人材もいる。
どこかへ行くというのは、視察でなくても必要なことだが、これを億劫がっていたのでは、政治家としてダメだと思う。また鎖国よろしく、自分の選挙区外の活動をしようとしない政治家もダメだと思う。
もちろん一票を持っている地元有権者との交流を大切に考えることは重要だが、その土地だけに固執していては、見識が広がったりすることはないだろう。
私はこれからもフットワーク軽く、あっちこっちへと旅だって、政治家として見識を深め、それを広く議会活動へとフィードバックさせていきたい。
2014年02月01日