渋滞発生を、無料化しない口実にしてはならない
お盆の「1000円高速」土・日だけ…国交相
菅新政権
前原国土交通相は6日の閣議後記者会見で、今年8月のお盆の時期に、ETC(自動料金収受システム)搭載車を対象に、地方の高速道路料金を上限1000円に割り引く日を土・日曜日に限定すると発表した。
昨年8月のお盆の時期には、交通量を分散させるために木・金曜日も上限1000円としたが、交通量が増加して木・金曜日も渋滞が発生したため、今年は土・日曜日に限定することにした。
先月28日から一部無料化が始まった高速道路計37路線50区間については、時間帯や曜日、ETC搭載の有無に関係なく、すべての車が無料で通行できる。
(2010年7月6日12時42分 読売新聞)
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いつ通行しても、渋滞が発生しないようにするために、昨年のお盆の時期は、木・金曜日も上限1000円とした高速道路である。しかし、それが、昨年の実績で、木・金曜日も渋滞したという理由で、今年から土・日曜日に限定するという。それならば、単純に考えても、土・日曜日の渋滞は、更に激しさを増すばかりではないか。
全く何を考えて、割引通行料にしているのか、訳がわからない。
そろそろ、常時上限1000円化も含めて、検討すべき時なのではないか。高速道路利用者にとってのニーズをより真摯に受け止めるべき時期だろう。
2010年07月08日