7/20 子育て・教育力向上特別委員会 その2
7/20 子育て・教育力向上特別委員会があった。そこで江戸川区の子どもたちの学力テストにおける無回答率がとても高いことが話題になった。教育委員会からの報告によれば、その原因として、TV・映像・マンガなどに子どもたちが触れることによって、読書をしなくなり、そのことで、文章の読解力が損なわれているのだと考えているとの指摘があった。
はたして本当にそうなのだろうか。
子どもの学力が低下した原因をTV・映像・マンガに求めるのは、「ゲーム脳」理論と全く同じではないだろうか。
ちなみに、ゲーム脳とは、日本大学文理学部体育学科教授の森昭雄が、2002年7月に出版した著書『ゲーム脳の恐怖』(NHK出版)において提示した仮説を表した造語である。
そうウィキペディアには書いてある。
簡単に言ってしまえば、ゲームばかりやっていると、脳が変になるという主張なのだ。この仮説は、ゲームへの差別意識や偏見を持つ一部のマスメディア・教育者などに支持されている一方で、脳神経の専門家などからの批判が強く、科学的な根拠がないとして疑似科学(ニセ科学)とされている。
そうウィキペディアには書いてある。
江戸川区の教育界も、相変わらず、TV・映像・マンガに偏見を持つ、エセ科学を信じる人たちによって、運営されているのかと思うとぞっとする。
主張は主張で結構だが、その主張は、どの権威が言っている主張にのっとって、自分も同意見として述べているのかということがまるで語られないと、とても学術的な話題としては、取り上げるに値しない見解だと言わざるを得ない。
2010年07月21日