田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

地方赤字空港が生き残る一つの道

上海へ片道4千円 「9月分から発売」 春秋航空会長
2010年8月25日 asahi.comより


 茨城空港にチャーター便を乗り入れている中国・上海の民営格安航空会社、春秋航空の王正華会長は24日、同社本社で朝日新聞記者のインタビューに応じ、茨城―上海路線で片道4千円の航空券を9月出発分から発売することを明らかにした。同社によると、4千円の航空券は1便あたり全座席の10%を見込み、インターネットのホームページを通じて今月中に売り始める、としている。


 王会長は7月28日の同路線就航開始時から、片道4千円の航空券の発売に意欲を示していた。王会長によると、日中両国の航空当局からこのほど認可が得られたという。


 王会長は朝日新聞の取材に対し「就航開始時から4千円のチケットを売ると言ってきた。日本の旅行客には喜ばれると思う。(4千円の航空券の提供は一時的なものでなく)ずっと続けたい」と述べた。(上海=栗田有宏)
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 いつも遅ればせながら、この日本にも本格的な格安航空がやってくる。
 LCC(ローコストキャリア)と呼ばれる格安航空会社は、これからどんどん日本にも就航してくることだろう。そうなれば今まで海外旅行など考えてこなかった人たちでさえ、気軽に海外旅行を楽しめるようになるかもしれない。
 それにしても日本の行政はこのような対応にいつも後手後手である。日本の航空会社の既得権を守り、消費者をないがしろにしてきたつけが、ここに来て一気に回ってきたと言っていいだろう。
 この資本主義社会において、「消費者は主権者」だと、私は考えているのだが、業界団体にばかり顔を向けてきたのでは、このような発想は到底行政の中に届きはしないだろう。


 以前、日本に数多くある赤字空港はすぐにでも廃港にした方が良いと発言したが、もし生き残る道があるとすれば、LCCの就航をいかに実現できるかにかかっていると思う。そのためには国頼りの空港運営ではなく、各地域の真摯な対応が、その正否を握ることになるであろう。


 もう赤字の国には頼れない。自分たちの地域の空港は自分たちの手によって守っていくと決意し行動した地域の空港だけが、これから生き残っていくのである。


 空港廃止だけが将来像ではない。地方の赤字空港は、進んでこのサバイバルゲームに参加しないことには明日はない。
 ただしこのギャンブルに、国内90前後の全ての赤字空港が勝てる保証はどこにもない。最初から参戦せず、早い段階で廃港を決めてしまうのも、地域の財政などを考えれば、悪くない選択肢だと私は考えている。


2010年08月25日