田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

t_ken

日刊田中けん

世界最先端の研究施設を有する鶴岡市

 鶴岡市は、太平洋戦争中に、多くの江戸川区民の子どもたちを疎開先として受け入れた歴史から、1981年に江戸川区と友好都市の盟約を結んだ。
 私は鶴岡市が江戸川区と友好都市であることは知っていたが、この鶴岡市に訪れたことは一度として無かった。
 友好都市に対して、議員視察という公的視察行事が無かったという理由もあるが、国内外問わず旅行好きな私からしてみると、盲点だったと言わざるを得ない。


 その鶴岡市に生まれて初めて行ってみて、そこに慶応大学鶴岡タウンキャンパスがあるもの今回の視察で初めて知った。そこでは、「統合システムバイオロジー」の世界の拠点となることを目指した「先端生命科学研究所」の活動が行われていた。


 世界各国が、石油の代替エネルギーとして注目している「藻から燃料を作り出すという技術」もこの施設で研究されていた。
 その他にも、軽くて丈夫なクモの糸を人口的に作り出し、それを未来の素材として使えないかという研究室にも入れさせてもらった。
http://spiber.jp/jp/index.html


 今後、この慶応大学のキャンパスは全ての建物が満室状態で、手狭になっているという。よって敷地面積を更に広げ、新しい建築物を隣接して建てるという。それに鶴岡市や山形県が側面支援をしているのだという。


 有り余るほどの豊富な土地が、このような研究施設の誘致にも成功している。
 豊かな自然と最先端の科学技術。素晴らしい鶴岡の自然を毎日目の当たりにしながら、研究に没頭できる技術者たちは何と恵まれた環境で仕事ができるのだろうかと、改めて感じた次第だった。


2010年09月05日