田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

傍聴者にも委員会資料の閲覧を

 9月17日(金)の日記にもあるように、これまで私は、何度も口を酸っぱくして、資料に基づいた執行部説明を求めてきた。それは折角執行部が説明するのだから、その説明をより正確に理解したいが為に要求した行為であり、正当な要求であると確信している。
 さすがに9月15日(水)の文教委員会でも激しい口調で指摘したこともあってか、9月16日(木)の子育て・教育力向上特別委員会では、執行部説明にあたって、しっかりと資料が机上配布されていた。


 それはそれでよい。しかし、その日の特別委員会には複数の傍聴者が居た。はたしてこの傍聴者たちは、同じ場所を共有しているにも関わらず、執行部説明を理解することができたのであろうか。いやきっとできなかったに違いない。


 江戸川区議会は何と傍聴者に対して不親切な議会なのだろう。これでは、傍聴が可能であるという「実績」だけの議会であって、実質的には傍聴を望んでいない議会のようにも思える。


 早急に事態の改善を求めたい。その旨を、この特別委員会が終わる直前の「その他の事項」で発言した。そうしたら、その後、常任委員会では資料配付が認められているとの情報を同僚議員から得た。
 そこで、区議会事務局から、関係する資料を入手した。
 すると、これは議会運営委員会における小委員会での議題として認識されているようである。その表を見ると、傍聴者への資料配付については、共産党・民主党・ネット無所属から提案されているように記述されている。「一人会派」という欄に印はなく、記入漏れとなっているが、一人会派の中に含まれる、私、タナカケンの主張は、当然、傍聴者への資料配付に賛成の立場である。


 では、今現在、傍聴者への資料配付ができないのはなぜか。
 最大会派である自民党と、第2会派である公明党がそれを認めていないから、実現しないのである。


 資料における議会改革の要求項目に印が少ないのは、自民党と公明党である。このことから、江戸川区の第1会派と第2会派は、議会改革に消極的だと思われても仕方が無い。
 是非、今後はそのような印象を持たれぬよう、自民党も公明党も、各種委員会において、傍聴者に対しても資料配付を認めるようご賛同いただきたいものだ。


2010年09月23日