腰抜け菅内閣は、まず柳田法相を罷免せよ
今回の弱腰外交を演じた主役は誰か。それは間違い無く仙石由人官房長官であろう。それはともかく、形式上の責任者は誰かと言えば、当然、検察官庁に対する監督権限を持つ、柳田法相だ。
柳田法相が24日夕、東京・霞が関の法務省内で記者団を前に、用意したコメントを約3分かけて読み上げた。
法相の発言は以下の通り。(抜粋)
なお、検察当局において、被疑者を釈放することを決定した後、その発表の前に私は報告を受けました。法務大臣として検察庁法14条にもとづく指揮権を行使した事実はございません。未だ被疑者に確認すべき事項もあり、手続きにも時間を要するので、被疑者の釈放の具体的日時等は未定であると承知いたしております。
被疑者を釈放することとした理由については検察当局において、被疑者が操船していた漁船を石垣海上保安部の巡視船「みずき」に故意に衝突させたことは、これまで収集してきた証拠によって明白とみとめたものの、計画性等がみとめられないこと、海上保安官が負傷するなどの人身被害がなかったこと、被疑者はこの漁船の船長で本邦における前科がないこと、日中関係の重要性、関係当局による今後の再発防止の努力等を考慮して、処分保留の上釈放することとしたと承知いたしております。
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法務大臣が、検察のスポークスマンになってどうする。
法務大臣として、何も指示していない。今回の一連の事件は、単に検察任せにして、それを見守り、その報告を持って、マスコミに発表しただけのことではないか。
この柳田法相とは、大臣らしいことは何もやっていない。
よく菅直人首相を無能だという人もいるが、私は決してそうは思わない。しかし、この柳田法相に限って言えば、このコメントを見る限り、無能者以外の何ものでもなかろう。
この様な人物を法相につけていたのでは、とてもではないが、検察改革などできるはずがない。
菅直人首相は、人を見る目がなさ過ぎる。菅内閣におけるトカゲのしっぽ切りになるかも知れないが、この不始末、誰かが責任を取らなければ収まらない。首相本人がお辞めになると言う選択もあろうが、それは本人が決して望まない選択であろう。それならば、誰の首を差し出すのだろうか。
自民党を始めとする野党は、内閣の誰に責任があるのかをハッキリさせ、誰も首も取れずに、安穏と内閣の運営を任せてしまったとすれば、それはとても情けない話となる。
最低でも、柳田法相の首ぐらいはとって、無能内閣の責任を取り、辞任するなり、罷免されるなりしないことには、今後、正常な国会運営はありえないだろう。
2010年09月30日