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日刊田中けん

国際社会の力によって、中国を教育しよう

ヤーグラン委員長「大国が批判をうけるのは当然」劉氏に平和賞
産経新聞 10月8日(金)19時18分配信


 【ロンドン支局】ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は8日、中国の民主活動家劉暁波氏への平和賞授与決定について、「中国は経済的、政治的両面で大国になった。大国が厳しい批判を受けなければならないのは当り前のことだ」となどと述べた。
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 まず中国がどんな国か改めて確認する。


 民主主義がない。
 選挙があっても野党が存在しない。
 死刑によって、毎年1,000人以上殺している。
 1945年終結の第二次世界大戦以降も侵略を繰り返している。
→1950年チベット侵攻
→1969年中ソ国境紛争
→1979年中越戦争
→2010年尖閣諸島中国漁船衝突事件


 一言で言えば、中国とはろくでもない国なのだ。
 ろくでもないという言い方が適当で無ければ、異質な国なのだ。


 それにも関わらず、
 常任理事国である。
 核兵器を持っている。
 輸入も輸出も、日本にとって最大の貿易相手国である。


 つまり日本は、中国の基本的な価値観を共有しない異質な国と目先の自己利益を追求せんがために、仲良く付き合ってきたわけである。
 しかし、中国とは子どもがそのまま大人になったような国である。
 国際社会のルールというものを全く知らない。知ろうともしない。


 民主主義がそうであるように、国際社会のルールとは「権力を持つ者が批判を受ける」ということであり、「批判に対しては、それを甘んじて受け止めなければならない」、これもまた権力者の宿命である。

 しかし、中国はそれが全く理解できない。中国の体制を批判する劉暁波(リュウ・シャオボー)氏を簡単に逮捕拘留してしまうような国である。批判に黙って耐えられだけの忍耐力がない国なのだ。
 力を持つ者が、批判に対して、実力行使によって、異議申し立てをすると、この様に相手を逮捕したり、最悪殺したりするようなことを、平気でする。
 この様は、正に6歳児が平気で虫を殺すような感覚である。
 だからこそ、ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長が言う「大国が批判をうけるのは当然」という批判は真っ当な反応である。
 しかし、相手が6歳児の中国だから、何を言っても中国はこの意味が全くわからない。国際社会におけるルールがわからない中国には、国際的な教育が必要である。権力を持つ者の宿命として、批判を謙虚に受け止めることなくして、決して誇りある他国からも尊敬されるような国に中国はなれない。
 物事の分別もわからない6歳児が強力な軍事力と核兵器を持っている。お隣に住んでいる日本が、いつまでも「弱気な大人」では中国国民にとっても良いことにはならない。時にはびしっと叱って、教育的指導を行うことも、分別のある大人の対応であると、中国に教えてあげなければならない。

 自由放任によって体だけがスクスクと育ち、頭がそれに追いつけない典型的な“やんちゃ坊主”が、今の中国の実態である。


2010年10月19日