田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
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日刊田中けん

あまりにも露骨な偏向報道を叱る

中国3都市で数千人の反日デモ 日系店に投石、被害出る
2010年10月17日0時55分 asahi.comより


 【北京=古谷浩一、成都=林望】中国の四川省成都など少なくとも3都市で16日、数千人規模の反日デモがあり、日系スーパーのガラスが割られるなどした。尖閣諸島問題を巡り東京の中国大使館前で同日、中国に対する抗議デモが予定されたことなどに反発し、インターネットや携帯電話を通じてデモが呼びかけられていた。
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【尖閣衝突事件】東京の中国大使館前で2800人デモ、沖縄でも集会
2010.10.16 20:23 産経ニュースより


尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、中国政府の対応に抗議するデモ隊=16日午後、東京都港区 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関し、民間団体「頑張れ日本!全国行動委員会」(田母神俊雄会長)などが16日、東京都港区で中国政府に抗議するデモ行進をした。警視庁によると約2800人が参加、混乱はなかった。


 参加者はプラカードを掲げ「尖閣は日本の領土」などと訴えながら約2キロを歩いた。その後、中国大使館前で抗議文を読み上げた。「中国大使館包囲!尖閣侵略糾弾!国民大行動」と題した集会も開かれた。


 参加した無職、男性(71)=千葉県佐倉市=は「日本の現状を非常に憂慮している」。男子大学生(21)=東京都武蔵野市=は「日本の存亡にかかわるやばい事態だと思って参加した」と話した。


 沖縄県宜野湾市でも同日、「中国の領海侵犯から尖閣諸島海域を守る沖縄県民の集い」が開かれ、約700人が集まった。集会には尖閣諸島を擁する石垣市の中山義隆市長や、平沼赳夫氏ら国会議員7人が出席。沖縄県知事からもメッセージが寄せられた。
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 中国で反日デモが行われたという記事が、朝日・読売・日経・毎日・産経・東京とWEBニュースで確認できた。
 しかし、同様に日本においても反中国デモが行われていたのだが、この日本で行われたデモを報道したのは産経しかなかった。


 これは一体どういうことなのだろうか。
 尖閣諸島における一連の事件によって、菅内閣は支持率を大きく下げている。
 読売新聞による世論調査をお伝えする。
中国人船長の釈放は適切ではなかった。72%
船長釈放への政治介入がなかったとする菅首相の説明に納得できない。83%
中国の一連の対応は行き過ぎだ。89%
中国からの謝罪と賠償の要求に納得できない。94%
参確諸島が日本の領土だと明確に主張すべきだ。90%
尖閣問題を巡り米国との同盟関係を深めるべきだ。71%
中国をあまり信頼していない。49%
中国を全く信頼していない。35%
民主党政権の外交・安保政策に不安を大いに感じる。39%
同じく、多少は感じる。45%


 この様な結果になっている。この結果を鵜呑みにすれば、大多数の日本人は、中国に対して怒っているのである。
 しかし、なぜ、その「日本人は怒っている」というメッセージとなるデモの様子を、産経新聞でしか取り上げようとしないのだろうか。


 渦中にいるとわからないのかも知れないが、日本が中国に対して怒っていると言うメッセージを、あからさまに押さえ込もうとする、何らかの政治的意図が、背景にあるのではあいかと勘ぐりたくもなる。
 この一方的に中国だけが怒っているかのような報道は、フェアではない。マスコミのあるべき報道ではない。あからさまな偏向報道である。


 これほどまでに日本が怒っているデモを報道しないと、これまで中国を批判してきたように、「報道の自由」がこの日本にあるのか、ないのか、誠に疑わしい。
 産経を除く、大手新聞各社には、猛省を促したい。


2010年10月20日