今、民主党の自浄能力が試されている
【海保職員「流出」】民主・原口氏「政府こそ非公開の説明を」 支持率急落には「非常に危機的だ」
2010.11.15 14:09 産経ニュースより
民主党の原口一博前総務相は15日昼の民放報道番組で、海上保安官が尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の映像を流出させたとされる問題について、「保安官が服務規律に反しているのは事実だが、政府は非公開にした判断の説明責任が問われている。最初から全面公開すべきだった」と指摘した。
また、報道各社の世論調査で内閣支持率が急落していることについては「非常に危機的だ。真摯(しんし)に受け止めないといけない」と語った。
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原口一博前総務相の見解は至極もっともである。これこそ国民目線での論評であり、民主党が野党時代はもっていただろう感覚である。それを政権政党になった途端に、政権をめざす根本を捨て去り、権力維持にだけ腐心するようになってしまったのが、今の政権の姿だ。
民主党の関係者からすれば、今現在、民主党は危機的状況にあるという判断は正しい。それならば、誰がその民主党の危機を救えるのか。それは小沢グループの誰かしかないだろう。
菅・仙石政権は、結局の所、自分たちが行ってしまった失政を深く反省するどころか、それを取り繕うことばかりしている。国民に対して、全く誠意がない対応に、国民が飽き飽きしている。
もし民主党内に、自浄能力があるならば、せめて仙石由人官房長官の首を自らの組織の力によって取るぐらいのことをしなければならない。仙石長官こそが、今回の失政における最高責任者なのだから、海保長官を辞任に追い込むぐらいで納得できるような案件ではない。
仙石長官こそが、民主党ではなく、日本を中国からの危機にさらした張本人なのである。一国も早く辞めさせることが、民主党の明日につながるのだ。
民主党目線で記述したが、本来ならば、再度政権交代が行われるのが望ましいのだろう。しかし、あれだけ安定した議席を民主党が持っている以上、あと3年間は民主党政権が続くこともやむを得ない。そうだとしても、仙石由人官房長官だけは耐えられないという国民はたくさんいるのでは無かろうか。
まずは仙石長官の首を取る。小沢グループの仕事はそこから初めて、あらためて、日本のために政治を行って欲しい。間違っても民主党の保身第一で、政治などしてもらっては、国民は大いに迷惑である。
2010年11月24日