まるで中国のような官製民意を偽装する江戸川区
今、江戸川区で一番大きな問題とは、スーパー堤防の問題である。地域住民は絶対反対。江戸川区は絶対建設推進。この対立が激しくなっている。
そんな中、今、江戸川区が何をやっているかと言えば、町会を使ったスーパー堤防建設を支持する署名集め。
本日、実際に以下のような苦情の電話が私の所に寄せられた。
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月刊『田中けん』を拝見しております。江戸川区の町会でスーパー堤防の署名をしておりますが、本来ならば区議会や都議会で署名をするべきと思います。私は町会の役員をやっているので表だって言うのは都合が悪いのですが、嫌だなと思っております。何故町会なのでしょうか?私は公明党寄りですが、田中さんのことは知っていたので、もしお話し出来たらと思いました。ご不在でしたら結構です。
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このスーパー堤防は、区長と自民党と公明党が推進チームである。逆に、自公以外の議員は、ほぼ全員が反対だと考えて良い。ただし、自公で全議員数の2/3を占める江戸川区議会では、建設反対を訴える少数派の意見はかき消されてしまう。
しかし、この電話でも明らかなように、公明党の支持者でさえも、実はこの強制署名に対してはいやな思いをしている。
政治家と違って、表だって態度表明できない区民は、江戸川区の強制とも言える署名集めに悩んでいる。
官製デモによる反日の民意を意図的に演出している中国共産党と、江戸川区の体質は、何が同じで何が違うというのだろうか。
世間では、江戸川区というと、子育てしやすいなどと良い評判をいただくのだが、実は政治的に見ると、役所も議会も、少数者を平気で弾圧する真っ黒な所だ。
私は内実を知る地元区民だからこそ、江戸川区に対する間違った幻想をぶち壊したい。
2010年11月30日