田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

デルタ航空におけるスカイマイルの迷走

 私は2009年3月16日の日記で、「今や国民の財産となったポイントを法的に保護せよ。」という題名で日記を書いている。


http://www.t-ken.jp/diary/20090316


 その時に危惧したことは、今や国民の財産とも言えるほど存在が大きくなったマイルやポイントなどの取扱いについてである。これが企業の胸先三寸により改悪されたのでは、消費者としてはたまったものではないとの意識を、私は常々持っていた。


 そのような問題意識がある中、以下のブログを読んで欲しい。
http://mileage.livedoor.biz/archives/52255059.html#more
 これまで東南アジアには、20,000マイルで行けたにも関わらず、マイル改定によって、同じ場所に行くのに、45,000マイル必要になったというのだ。これは、そのまま円に換算して考えるとわかりやすい。
 2万円で買えた商品が、いつの間にか4.5万円に値上がりしたと言うことに等しい。つまり自分の持っているマイルの価値が半分以下になったと言うことだ。


 デルタ航空におけるこのようにマイルの改定は、一方的なものであって、とても利用者の承認などを受けて行っているようなことではない。つまり、莫大な金額となっているマイルやポイントのような「国民の財産」は、企業の安易な都合により翻弄されることとなるのだ。
 もし、銀行に預けていた1,000万円のお金が、ある日突然、半額の500万円になりますと言われて、預金者は納得するだろうか。これと同じ事だ。


 今からでも遅くない。マイルやポイントを国民の財産として位置づけ、そのような財産を保護する法律を早急に作るべきだ。


 国の最低限の仕事は、国民の生命と財産を守ることです。それならば、今のマイルやポイントをこのまま野放しにしておいて良いとは、私は思いません。


2011年02月25日