田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

最初は誰もが1年生

減税日本から1年生議長 名古屋市議会、心配の声も
2011年3月27日10時43分 asahi.comより


 24日に開会した名古屋市議会3月定例会で、減税日本(代表=河村たかし市長)の市議団から13日の市議選で当選したばかりの中村孝太郎市議(65)が議長に選出された。全国でも異例の「1年生議長」に、既成政党のベテラン議員からは心配する声が上がっている。


 24日の市議会本会議。議長選挙で75票中40票と過半数を獲得した中村議長の初仕事は副議長選挙だった。事務局に手順を確認しながらこなし、直後の記者会見では「特別に感慨はありません。粛々とやるだけです」と語った。


 1年生議長が誕生したのは、13日の市議選で減税日本が最大会派となったためだ。市議会では最大会派から議長を出すのが慣例だが、減税日本は則竹勅仁団長を除くと27人が新人。団長と議長の兼務は難しいとして、団内の選挙で最年長の中村市議に白羽の矢が立った。党関係者は「せめて一番年長の人をという声が多かった」と打ち明ける。


 議長は、各会派や議員らがしばしば対立する議会の行司役だ。本会議の議事進行のほか、議会改革など議会全体で取り組む仕事のまとめ役でもある。また、全国市議会議長会の相談役、市の防災会議の委員など約20もの「充て職」がつき、各会合への参加も求められる。


 1年生に議長が務まるのか――。自民党や民主党からはそんな疑問の声があがり、議長選挙では自民が対立候補を立て、民主も同調して「1年生議長」誕生に反対した。
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 新人で当選した市長に比べれば、1年生議長など、それほど難しい業務とは言えない。誰もが最初は1年生だ。自民党や民主党はそんな1年生議長に対して反対したようだが、本音の所は、「経験が長い、我々に議長をやらせろ」というところだろう。
 誰でもそうだが、何だかんだ理由をつけても、本音ではより多くの役職を受けたいのが、自民党なのだ。


 江戸川区議会議長も同じだが、議長は調整役であって、自ら議会の方向性を示し、議会改革を取り組もうとする人は少ない。誰でもとは言わないが、比較的どんな人でもできそうな役職である。それに議会事務局が何をしたらよいのか、手取り足取り教えてくれる。それほど心配しなくていい。


 名古屋では、減税日本の議員さんたちが、大量当選したのだ。自信を持って、議会運営すれば、1年生だろうが、2年生だろうが、3年生だろうが、関係ない。これこそ、民主主義のダイナミズムだ。


2011年03月29日