田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

t_ken

日刊田中けん

お答えします。

http://www.t-ken.jp/voice_detail/1305545195/


 日記では拡大幹事長会の様子を詳しく書きましたので、読者である区民からご提案をいただきました。それについてお答えします。


>先生は今期も一人会派のようですし、3人に引き下げられても実質的にはメリットがありません。
 おっしゃるとおりです。自分たち一人会派が交渉会派になるわけではありませんから、私自身にはメリットはありません。
 しかし、今回の交渉会派の件に関しては、民主党さんにしろ、共産党さんにしろ、ご自身のグループは交渉会派でありながら、私たち非交渉会派の主張に同調して、交渉会派の人数を引き下げるべきだという論陣を張ってくださった会派もあります。


 議員とは、それぞれの打算のみで動くわけではなく、大義の下に、仰々しく言えば、正義を実現するために、動く者です。たとえ自分たちにメリットがないとしても、少数会派であるみんなの党さんのような会派が交渉会派になってくれれば、それだけでも、非交渉会派のことを考えた発言をしてもらえるだろうと思っていました。だからこそ、直接的なメリットはなくても交渉会派の人数を下げるように強く発言したわけです。
 今は一人会派ですが、私も将来的には、二人会派、三人会派となるかもしれません。その時に、交渉会派の成立条件のハードルを下げておくことは、私自身にとってもメリットがあることです。


>自民党会派としては3人に引き下げることでみんなの党が参加するのは避けたいと思われるので、今期は特に4人が死守されるというのは明らかでした。
 結局、自民党にしろ、公明党にしろ、自分たちを中心に、それ以外の会派を排除して、議会運営をしたいという露骨な自己中心的発想で、議会運営をしているということが明らかになったと言うことだと思います。
 はたしてそれは正義でしょうか。大会派のエゴを素直に認めてしまって良いのでしょうか。
 私は決して、今のままでいいとは思いませんし、できる限り抵抗を試みました。


>つまり、自民党対みんなの党という対立を利用して、先生は調停役を買って以下のような主張をするべきであったと思います。
 私は第三者の立場ではなく、明らかに交渉会派の人数を下げるという政治的意志を持っていました。調停役という中立的な立場にはありませんでした。よって不可能なことだと思います。


>1.拡大幹事長会議を4年に1度から2年に1度に変更する。
一年に一度ぐらいは、議会ルールを確認する意味で、拡大幹事長会を開いても良いかと思います。もっと言えば、一人会派も交渉会派として認めていれば、あらためて拡大幹事長会を開くまでもなく、スムーズな議会運営ができると思います。


>2.3人以下の会派からも議会運営委員会の委員を委員長が指名する。
他の議会では、一人会派の議員であっても、議運の委員になれる場合があります。ですから、議会全体が認めれば、今のように、3名いないと会派から一人、議運のメンバーを出せないというルールは変更できます。私はそれも含めて、少数者も議会運営に参加できる江戸川区議会を作っていきたいと奮闘しているところです。


2011年05月17日