田中けんWeb事務所

江戸川区議会議員を5期18年経験
巨大既存権益組織に斬り込みます!

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日刊田中けん

野党が無い国とは、こんなもの

中国内モンゴル、反政府抗議で40人逮捕 戒厳令情報も
2011年5月30日1時6分 asahi.comより


 中国内モンゴル自治区で遊牧民がひき殺された事件を受けて広がったモンゴル族住民による政府への抗議活動に対し、治安当局が抑え込みを強めている。米国の人権団体によると、自治区の区都フフホト市などでもデモを警戒して軍や武装警察が展開。戒厳令が敷かれたとの情報もある。
 米国に拠点を置く南モンゴル人権情報センターによると、今月23日に同自治区東部のシリンゴル地方で始まった政府への抗議活動は、同地域の複数の町に飛び火。シュルン・フ旗(県に相当)では27日に数百人の住民と学生らが武装警察隊と衝突し、40人以上が逮捕された。28日には通遼などでもデモが起きた。
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 支那中国の政治体制は、一党独裁という。共産党による一党独裁だ。つまり野党が存在しない。
 共産党が悪いのではなく、野党が存在しないことが悪いのだ。
 野党とは、反対勢力のことである。反対勢力に対して、充分に発言する機会、態度表明する機会、そしてそのような異議申し立てをしたところで逮捕されない権利がなければ、野党は育たない。
 民主的運営とは、つまり野党の扱いを見れば、ある程度わかる。
 支那中国のように、少しでも政府に反対しようものならば、逮捕する国は最悪だが、民主国家である日本にあっても、例えば江戸川区議会のように、自民党、公明党以外の政治集団に対して、充分な発言する機会と、態度表明する機会を保証しない議会は、とても民主的運営とは言えない。
 幸い、江戸川区議会には逮捕権がないので、私のような異分子であっても、まだこのように意見も言えるのだが、殺伐とした雰囲気は変わらない。
 言論の自由とは、民主国家に保証された権利のはずだが、江戸川区議会は、その中にあって、言論の自由が、“機会として”保証されていない数少ない非民主的議会であることを、多くの人たちには覚えていて欲しい。


2011年06月02日