一般質問のあり方について
11月29日(火)に、一般質問2日目が終わった。
今回は、区議会自民党を抜け、自民党日本という
一人会派となった須賀清次議員が、
一人会派になって初めて質問した。
今までは、自民党という大会派の枠で質問をされていたので、
あまり意識されなかっただろうが、
一人会派となって、極端に質問時間が短くなったため、
ご苦労されたそうだ。
一人会派の議員の質問時間は12分である。
ご本人にお話を聞くと、原稿は10分程度でまとめたとのことだったが、
実際には、本会議で読み上げるのに要した時間は11分強であった。
「質問時間が12分とは、短いでしょう?」
一般質問が終わって、私が声をかけた。
「時計を見たら、間に合いそうもなかったので、最後の方は、スピード違反してしまったね」
と、ご本人はおどけて見せたが、
たった12分という制限は、
そのぐらい緊張しながら、
早口で話さざるを得なかったという証明でもある。
人間誰もがそうであるが、体験してみないとわからないことがある。
一人会派が議会で差別され、1回の質問時間がたった12分であることを、
大会派である自公の議員はわかっていない。
身を以て体験していないので、
差別している議員の境遇に思いが及ばないのである。
実際に体験してみるとわかるが、
一般質問の時間が12分というのは、短すぎる。
私は、議員の一般質問とは、所属会派に関係なく、
一人一律20分をもって平等とする。
これで良いと思う。
もちろん、20分が30分でも40分でも構わない。
重要なのは、議員一人一人の質問時間が常に平等であることだ。
今、江戸川区議会の改革を妨げているのが、
この会派を中心で考える“会派至上主義”的発想だ。
会派という政治グループを中心とした発想が、
江戸川区議会の議会運営を相当歪めている。
ことあるごとに、私は会派中心主義の弊害をこれからも訴えていく。
2011年11月30日