日本人であることが、いたたまれなく感じた体験
竹島遊覧の韓国海運会社便に補助金 長崎県と対馬市
産経新聞 2月7日(火)1時29分配信
日本固有の領土ながら、韓国が実効支配している竹島への遊覧便を運航する韓国海運会社「大亜高速海運」の対馬-釜山航路に対し、長崎県と同県対馬市が昨年7月から補助金を支出していることが6日、わかった。東日本大震災で運休していた同航路を再開してもらうためだが、竹島を自国領と宣伝して遊覧船を出す韓国の会社に、日本の自治体が補助金を支出することに疑問の声も出ている。
大亜社は平成11年から対馬-釜山間に高速船を走らせており、現在は週6日、計7往復を定期運航。利用客の9割以上を韓国人客が占めており、観光に力を入れる対馬にとって重要な航路となっている。
平成22年は約6万人が利用したが、大亜社は、震災の影響による乗客減少などを理由に昨年3月28日から同航路を運休した。
対馬市と長崎県は、観光業への影響が大きいとして大亜社に継続を要請。県と市で計約4600万円の補助金を昨年6月補正予算に計上した。対馬-釜山航路は6月17日に再開された。
補助金は、大亜便を利用して対馬観光ツアーを組んだ旅行代理店に旅客1人あたり最大千円を支出。また、接岸料(月額平均1万5千円程度)と同額を大亜社に直接補助し、事実上の免除としている。
一方、対馬-釜山航路には昨年10月、JR九州高速船と未来高速(韓国)の2社が新たに就航したが、両社に補助金は出ていない。
関係者によると、大亜社は平成11年から鬱陵島(韓国領)発着で、竹島遊覧の定期便を運航。現在は1日2便程度を出し、船内では竹島が韓国領土であるとPRする映像を流しているという。
対馬市は「批判もあると思うが、島の振興のために大亜便は必要と判断し、支援を決めた」としている。
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対馬-釜山航路に乗船した人は、日本人でどれだけいるのだろうか。
かつて私は対馬に訪れたときに、「大亜高速海運」の船で釜山に渡った経験をしている。
新聞記事にもあるように利用者の9割以上は韓国人客である。
その船は、まるで日本人である私を無視するかのように、韓国語だけで案内した。
しかも、船内のポスターは全て「独島は韓国領」と書かれたものばかりだった。
私だけでなく、もしこの場にいる日本人は、誰でもその居心地の悪さを感じるのでは無かろうか。
私が、自分が日本人であることにいたたまれ無さを感じた瞬間だった。
今、韓流が流行っているそうだが、韓国は日本のファンが思うほど、親日国家ではない。
常に日本を挑発し、隙あらば日本の領土を更に狙っている国だといえる。
この度、長崎県と対馬市が、このような反日的韓国海運会社に補助金を出したという報道があった。
これを批判することは簡単だ。
しかし、今まで対馬が置かれてきた状況を考えると、私の批判の矛先は、長崎県や対馬市には向かわない。
むしろ対馬を意識化に置かない日本政府や、対馬に旅行に行かない旅人に対して、私は批判の目を向ける。
日本にとって、対馬はどのような島なのか。
日本固有の領土ではないのか。
しかし、対馬という国境に面したデリケートな位置にある島に対して、政府はどれだけ助成をしてきたのか。
対馬の人たちが、韓国からの観光客に経済を頼らざるを得ない状況があるのだ。
「批判もあると思うが、島の振興のために大亜便は必要と判断し、支援を決めた」
このような対馬市の発言に、私は対馬市民の苦渋の選択をかいま見るのである。
もし、産経新聞のこの記事を読んで、「おかしい」と思う人がいたら、
ぜひ対馬に一度は脚を運んで欲しい。
また日本政府に対して、国境に面した島々に対しては、うかうかしていると、
国境を面している他国に無用の介入を受けるぞと、
もっと特別な助成金を出すべきだと意見して欲しいと思う。
日本の国境に目を転じてみると、稚内と樺太のコルサコフを5時間30分で結ぶ船便がある。
前述したように、対馬と釜山は、比田勝発釜山行きだと、1時間10分での到着だ。
しかし、南西に位置する与那国・石垣から、台湾に向かう船便はない。
東日本大震災では、台湾から200億円を超える義援金を頂いた。
台湾は、これほどまでに親日国家である。
それなのに、日本の周囲では、台湾だけ近隣の船便がない。
私はむしろ、国策として、与那国・石垣には、
海路・空路を意識的に確保しておくべきだろうと進言する。
地方分権の時代だから、地方は地方の判断で、近隣他国や近隣自治体と仲良くすればよいとは思うが、
外交・防衛に関係することは、積極的に国も介入して、その面倒を見るようでなければ、
国としての一体感は保てないのでは無かろうか。
2012年02月07日