受動喫煙タクシー訴訟を傍聴して
これまで全国各地に禁煙タクシーが増えた背景には、このように地道な裁判闘争があったことを忘れてはならない。
しかもこの裁判は今なお現在進行形で続いている。
5月15日(火)13:30~東京地裁712号法定で、その裁判はあった。
私は被告であるJT側の弁護士の主張を聞いて愕然とした。
「受動喫煙と健康被害による因果関係は科学的に証明されていない」
こんなことを、平然というのだ。
これまで禁煙を推進してきたWHOの取り組みをJTはどのように考えているのか。受動喫煙の防止を、その場の責任者の義務と規定した健康増進法第25条をどのように考えているのか。また、全国に広がる受動喫煙防止の条例などについて、どのように考えているのか。
JTがここまで、反社会的、いや反人類的企業だったとは思わなかった。CM等で、どんなにタバコマナー向上を訴えても、業種転換を図るべく、食品業界に進出しても、このような根本的な認識が、“腐っている”企業が存立していること自体、社会悪と言わざるを得ないのである。
これでは、多くの日本人の健康被害を放置しておきながら、それに対して平然としている“居直り強盗”ならぬ“居直り殺人”ではなかろうか。
各種マスコミは、JTからの広告料欲しさに、反禁煙キャンペーンを著名人を使って、日常的に行っている。
私も定期購読している雑誌「プレジデント」でさえ、飯島元秘書官の口を通じて、自分たちの主張を展開している。
以下、須田慎一郎氏と共に、JT擁護派の言論人として、より多くの方々の記憶に留めておいて欲しい。
http://blog.livedoor.jp/shinichiro_suda/archives/2122380.html
2012年05月16日