【速報】本日の文教委員会(9/14 13:30~)
第88号陳情「区立鹿本幼稚園の閉園延期を求める陳情」に関する意見開陳が、各会派からあった。
自民党(委員3名、内委員長1名) 不採択
公明党(委員3名) 趣旨採択
みんなの党・一人の会(委員1名) 採択
民主党(委員1名) 採択
志士の会(委員1名) 採択
不採択 2
趣旨採択 3
採択 3
(委員長の一票は、この時点でカウントしません)
委員長の運営は、
「どのような意見も過半数には達しませんでしたので、この陳情は継続にします」
ということだった。
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その場では私も何も発言せず、
流してしまったが、よく考えてみるとこれはおかしい。
まず、最初から公明党が、趣旨採択を言い出すこと自体がおかしい。
趣旨採択とは、委員全員一致を持って効力を発するのだ。
通常、運用の中では、採択もできない、
でも不採択にもできないという大会派の事情が優先された場合、
本来、採択したい小会派の妥協の産物として、
趣旨採択となるのであって、
最初から、趣旨採択などは、本来あり得ない。
まずは、採択か不採択なのだ。
趣旨採択も選択肢として認めてしまえば、
今回の様に、どの意見も過半数にならないということはありえる。
しかし、態度表明の選択肢が採択と不採択だけならば、
どちらになるにせよ、議会意志はハッキリする。
決を採っても、決まらない、決められない、
まさに今の江戸川区は「決められない議会」になってしまった瞬間だった。
私もその場にいた者としては、
何も意見を言わず、黙認してしまった責任を感じてはいる。
しかし、同時にこの仕切りについては、
趣旨採択を言い出した公明党は責任を感じて欲しい。
この陳情に対して、採択なのか、不採択なのか。
または棄権なのか。
もし棄権ならば棄権で、採択3対不採択2で、
この陳情は、採択扱いになる。
次に3種のどの意見も過半数に達しなかった事を理由に、
継続と判断した委員長にも、責任を感じて欲しい。
最初から趣旨採択を選択肢として、
認めること自体が、おかしいのだ。
今回の一件を元にして、
これまで曖昧に扱ってきた「趣旨採択」の運用の仕方を、
今一度、議会で確認すべきときに来ているのだろう。
これから本格的な、小中学校の統廃合が検討される時期である。
そう軽々に扱って良い陳情では無い。
このまま曖昧なまま、済ませて良い仕切りでも無い。
2012年09月14日