蝕(しょく)
皆さんは、ベルセルクという漫画をご存じだろうか。
私はアニメでしか見ていないが、
その中で「蝕」というシーンがある。
主要人物の一人で、グリフィスという英雄が物語に登場する。
鷹の団という軍隊のリーダーであり、
戦闘能力に優れ、人望も厚い美男子だった。
彼がある事件をきっかけに囚われの身となって、
一年間の拷問を受けた。
鷹の団の協力によって救出されたグリフィス。
しかし、彼はかつての美男子ではなく、廃人と化していた。
意識も生きる希望も、ほとんど絶えている彼に、
悪魔はささやく。
「仲間の命を犠牲にして、おまえは悪魔として復活できる」と。
全てに絶望したグリフィスは、
最終的に仲間を犠牲にして、
自分が悪魔として復活する選択をする。
そう、本当の絶望は、かつての仲間である
鷹の団の面々に、降り注がれる。
そのシーンが、そのまま地獄絵図となっているのだ。
今、たった今、民主党議員達の断末魔の声が聞こえないだろうか。
2012年11月17日